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プリメインやパワーアンプの出力が大きいのはなぜ?
ハイエンドオーディオ機器のプリメインアンプや、パワーアンプの仕様で定格出力を見ますと数百ワットという表記がありますが、実際に音楽をきくときはせいぜい10Wくらいまでとインターネットの情報で聞きました。 どのような理由から、数百ワットの出力を有するモデルが多いのかを教えていただきたく、よろしくお願いいたします。
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ラウドネス曲線にあるように低音の音圧を得るにはどうしても大出力アンプが必要になります。 大声の1m前の音圧とかホールなどで演奏を聴く音圧も実効値で100dB位が多いようでピークが110dBほどになるはずです。 90dB/wスピーカーで1m前で110dBにはアンプ出力が100W必要になりのでハイエンドオーディオのアンプ出力に100W位が多かったり、80dB/wスピーカーでは1000W必要になります。 PAや業務用のように数千W出力にするには、 家庭のコンセント容量が2000W程度なので数百ワット位が限度になるし、周波数特性、歪特性をアピールしなければならないので仕方ないのだと思います。 カー用では数千Wとか電源定格の12.6Vの時の定格出力ではなくて走行充電中の14.4Vでケーブルなど損失なしで歪最大での表示などあるように売るためにはアンプの出力数値が高いほど売りやすいのです。 昔は電源電圧が高い時に瞬間の瞬間出力表示とか、歪10%での実用最大出力表示とかで極力数字を大きくしていました。 なお、音楽信号はピークが歪まない時の音圧実効値RMSが-12dB(1/4)とされていて、電力で定格出力の1/8しか連続して出力出来ないのでヒートシンクもそれに対応して小さくしてあるはずですが周知されていないようです。
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- 5mm2
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以前、the shadows のリードギター・ハンクナービンが、「演奏会では、30Wのアンプ(スピーカー付き)が丁度良いと言ってました。 https://youtu.be/ck1-vVIFt3U 家庭用のプリメインアンプなら、10Wから80Wくらいが一般的ですが、音量以外に歪率が関係してきます。 僕は50Wのプリ部の出力切り替えが3段階のアンプを使ってますが、それぞれ音質が違ってます。 耳で聞いた音量を一定として。 プリ部最大の時は、音量ボリューム9時の位置で、解像度が良くシャープ。 最小の時は、ボリュームが3時の位置で、柔らかく解像度が落ちますが、低音が広がり声も甘く。 中間の時は、12時の位置で、少し柔らかく解像度も中間に。 一般的に、ボリュームの位置が12から1時でバランスの取れた音になってるようです。 出力の小さいアンプは、歪みやすい感じです。
- HAL2(@HALTWO)
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昔 (と言っても 1970〜2000 年台ぐらいですが)、Transistor 式の Amplifier は強力な電源部を持っていないと極低音域から重低音域を上手く出せないという問題がありました。 極低音域と言うと 20Hz〜40Hz なんて振動ですので Bookshelf 型 Speaker ではまず出せない音なのですが Hi-End Speaker System には 20Hz を楽々出せるような Speaker もありました。 この質問 Corner で昔、20Hz を出せる Speaker を片 Channel 400W を出せる Power Amplifier で駆動させていらっしゃる方が、除夜の鐘を録音したものをグォ〜〜〜ンと大音量で鳴らして悦に入っていたら Power Amplifier から焦げ臭い臭いがしてきて煙が出た(笑) なんて報告してくださったのを覚えています(^^;)。 除夜の鐘は私も学生時代に極低音域まで伸びた Condenser Microphone とデンスケで録音して再生させた経験があるのですが、Speaker は 40Hz 以下まで出せる自作 Speaker で、重低音吹き出し口に Lighter を当てて炎を吹き消したりして遊んでいたので再生に自信があったのですが、Amplifier の方は DENON PMA300 という 20W×2 ぐらいしか出ないものだったので、最初の一瞬だけヴムゥ〜と風圧が感じられただけで風圧がなくなってしまい、Rhythmical な Bass 楽器ならば兎も角も、除夜の鐘みたいに極低音域が長時間続くような音は電源の余力が足りない事がよく判りました(^^;)。……まぁ除夜の鐘を録音したデンスケは 40Hz 以下の音を録れても 20Hz は多分無理という NAKAMICHI 550 Cassette デンスケでしたから、ここで Cut されたのかもしれませんが、Open Reel Deck で録音した Test 信号音も 20Hz は似たようなものでしたので、やはり Amplifier の電源能力問題は大きいだろうと思いましたね。 2000 年以前の Transistor 式高額 Amplifier はこうした背景から Total 何万μF もの大きな電源 Condenser と千W 内外もの大きな電源 Transformer を積んで 20kg 以上もの重量があるものが多かったですね……90 年代に私をぎっくり腰にさせかけた Amplifier も 26kg ありましたし(^^;)。……米国に住んでいたので Speaker に数十Wブチ込んで 100 Phone 以上の爆音で音楽を聴いても苦情なんてなかったですが(^^;)。 現在の Power Amplifier 部は Hi-End のものは昔ながらの Transistor 式 (個別部品を示す Discreet 式とも言います) になっていたりしますが、安価な Amplifier に用いられる Class D 方式と呼ばれる Digital IC (Integrated) Amp' Chip は大きく重い電源部を持たせなくても極低音域を軽々と出せるようになっていますので、人気がありますね……欠点は超高域ほど歪が増える事なのですが、聴感上は歪なんか判らない領域に於ける測定値での問題ですので、大抵の Class D Amplifier は御機嫌な音がします(^^;)。 真空管 Amplifier は Dumping Factor と呼ばれる Speaker 制動力が低いので Power が低くても 40Hz ぐらいまではブンブン鳴らしてくれるのですが、20Hz ともなると流石に真空管回路自体の周波数特性が怪しくなってきますので、電源供給能力以前に回路設計の吟味が必要になってくるだろうと思います。 素敵な Audio Life を(^_^)/
- nijjin
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大きなスピーカーがあるからです。 たとえば、こんなスピーカーです。 推奨アンプ出力も最低が10Wを超えてます。 Project Everest DD67000 https://jp.jbl.com/DD67000RW-.html?dwvar_DD67000RW-_color=Cherry-Japan-Current&cgid=premium-speakers#start=1 Westminster Royal/GR https://www.esoteric.jp/jp/product/westminster_royal_gr/top あと、出力が10Wのアンプを10Wやそれに近い出力で出すと音に歪みが出やすくなります。 この歪みが出ないまでの領域かつ歪みが少ない領域で使うにはそれ以上の出力のアンプが必要になります。 また、アンプの最大値やそれに近い出力はスピーカーを駆動させるために増幅するトランジスタの発熱が非常に高くなります。 これにより故障しやすくなったり寿命が短くなったりします。 他にも、大きく重いスピーカー(とくにウーハーが)はスピーカーの振動版をブレなく動かすための力も必要になるのでそのための余力も必要になります。 ミニコンポなどの小さなスピーカーなら10Wでも大丈夫かもしれませんがウーハーが20cmを超えるようなスピーカーになると10Wでは足らない場合もあります。 使用しているスピーカーで(ウーハーは25cm)で出力30Wのデジタルアンプは途中で出力切れを起こし電力が落ちてしまいましたが出力100Wのデジタルアンプでは落ちませんでした。
- Higurashi777
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「ハイエンドオーディオで使用されるスピーカーでは数百ワットの入力に対応しているから」ですね。 一例: JBL DD66700 https://jp.jbl.com/DD67000RW-.html?dwvar_DD67000RW-_color=Cherry-Japan-Current&cgid=premium-speakers#start=1 B&W 801D4 https://dm-importaudio.jp/bwspeakers/lineup/home/800d4/index.html 日本において、ハイエンドオーディオ用のトップモデルのアンプ+その能力を十分に活かせるようなスピーカーを組み合わせて再生できる環境を用意するのは並大抵のことではありません。 一般的な集合住宅(マンションやアパート等)ではおそらく潜在能力の1/10も使って再生した時点で騒音で苦情が出まくることでしょう。 きちんとした再生環境(防音室や地下室等、音漏れがあっても近隣から苦情の来ない環境)を用意できる人は極少数であり、大多数の環境では「せいぜい10Wぐらい」以上の音を出したくても出せない環境、ということになります。 ただ、ハイエンドオーディオ機器である以上、ハイエンドの環境に対応する必要があるので、数百~1kw程度の能力を持たせている、ということになります。 以上、ご参考まで。
- JP002086
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最終的には、スピーカーから音を出すためにケーブルを通して電気を流さないといけない。 で、アンプからスピーカーまでのケーブルが長ければ長い程、送るために電気が必要になる。 そのために、アンプは送り出せる量を大きくする必要が有る。 って感じだったと思いますよ。
- MT765
- ベストアンサー率57% (2083/3621)
質問者さんの言う通りで10Wも出せば近所から苦情が来ます。 それでもワット数が高いのは余裕を持たせるためです。 法定速度時速30キロの原付が60キロ出せるのと似ています。 また、ワット数が高いほうが高級なイメージになるためです。(実際に高出力部品は高い)
- tetsumyi
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ホールで聞く場合は数百ワット必要な場合もあります。 普通の家庭で効く場合は10Wで充分です。 家庭のオーディオルームは0.4秒の残響時間推奨と言うことですから、これで100Wも出したらガンガン物凄い音になります。 ところがマニアの中にはコンサートホールの最前列と同じ音量にするのだと騒音計で測定するデータに取り付かれた方もいる様です。 騒音のほとんど無い部屋ではほとんど意味ないです。 そう言えば昔、音響部門で働いていた時、EVのPA用スピーカーの音出しテストを食堂でやった事がありましたが、かなり暴れた音質で高音質とは言い難い物でしたが大音量で聞いて言い音ですねーなんていう人がいました。でかい音だと良い音と思う耳の持ち主もいる様です。ロック演奏会も似た部分があるような?
- t_ohta
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ちゃんとしたオーディオルームを持っていて、実際のコンサートホールに居るような音量で聞きたいと思ったらパワーが要りますし、スピーカーも大口径のモノを使うので、駆動する電磁石には沢山の電力が必要になります。
お礼
sirasakさん ご回答、ありがとうございました。 参考にさせていただきます。