日本語には複数形がないせいだと思います。なので末尾は気にしないんだろうと思います。
例えば、「おめでとう」の英語で「コングラチュレーション」と言いますが、ネイティブは「コングラチュレーションず」だそうです。
でも、日本人はそうは言わない。おそらく意識して聞いていないから、単数形の「コングラチュレーション」になってしまうのだろうと思います。
同様にネイティブの発音を聞いても「アウ」だけで、「アウツ」とは聞こえないので、昔習った知識通り「アウト」と発音しているのだと思います。
国それぞれに発音に癖があるのはしようがないのではないかと思います。
どうでもいい蘊蓄ですが、先日のTVで「北里柴三郎」さんが「きたさと」か「きたざと」かを話題にしていました。彼がドイツで書いた論文には「kitasato ・・・ 」と書いてあったと言っていましたが、ドイツ語でsa は「ざ」と濁音が付くのに、それは話題になりませんでした。
「さ」と清音で発音してもらいたければ s 1個でなく ss のように2個書かなければならない(と大学のドイツ語の先生がおっしゃっていた)のに、ドイツで論文を書くくらいならそれは知っていただろうに s 1個にした、ということで、私は「きたざと」説です。
ついでの余談ですが、ミュンヘンオリンピックかな、体操競技で新潟市の新潟南高校という所出身の「加藤沢男」さんが金メダルを取ったのですが、ドイツ人のアナウンサーはしきりに「ざわお」と発音していた由。