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電力会社の名前について
地元の○○電力会社について質問です。 名前に「電力」がついていますが「電気」でないのは理由があるのでしょうか? 「電気がつく」とはいうけど「電力」ってあまり使いません。 四国電力とか関西電力ってなんでそういうなまえなんでしょうか? 四国電気とか関西電気のほうがしっくりいくとおもうのですが・・・。
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- gsmy5
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過去質にもありますが、電気とは電気の流れそのものの本来は自然現象を示す言葉でした。(雷の稲妻をイメージして下さい)また、一般語としては古くから家庭で使われていた用途の「電灯」を指すこともあります。 質問者様が言う「電気がつく」がもろそうですね。 一方、電力はエネルギーとしての電気の力を意味することで、英語でいえば「powerパワー」となります。 電力会社は、電気をエネルギーとして活用できるように計画的に発電し、電流や電圧を整え、専用の経路(電線網)で家庭や事業所へ提供しているので、電力といった専門性のある言葉の方がより適切ということでしょう。 ただ、例に挙げた会社がすべて電力なのはもっと別の経緯があります。 戦前、電気事業者は各地で誕生し、多くは「電灯、電燈」のような名称でした。戦争を通じた国の考えもあって、いくつかの会社に統合され、発電業務と配電業務のいくつかの会社に分かれました。 戦後は、発電・配電等の目的云々は1つの社にした方がよいが、地域別の会社の方が何かと都合がよいということになり、四国とか関西とかの規模で1つの社を作りました。このときはまだ、政治上はアメリカの考えが反映されたことも多かったので、会社名も一般に通用しそうな電気よりは、専門性もあり、英語では普通に使われているpowerの日本語訳である電力の語を用いた方がいいだろうということになったのかもしれません。とにかく、例に挙げられた社は全国一斉に発足した社なので同じように命名されて当然です。 その後の電力自由化を受けて新発足した社は、それほど大きくない社も多いこともあり、〇〇電気と名乗る社もあります。 ちなみに上の経緯もありますので、会社名で「電気」だけ聞くと電気そのものを扱う会社(電気会社、電力会社)というよりも電気製品(家電製品の他家電の部品や音楽用のCD等を扱う店も含む)や電気工事を扱う会社の方がイメージされやすいような気もします。 https://okwave.jp/qa/q9688923.html 電気と電力の違いって何ですか? https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E9%9B%BB%E5%8A%9B%E4%BC%9A%E7%A4%BE 日本の電力会社
- thunderkarasu
- ベストアンサー率34% (265/762)
No.1の人の回答は、大きなヒントになるね。 今の主要電力会社の成立の歴史を遡れば、多くは「XX電燈(電灯)」という名の企業が始まりだった。 日本初の電力会社は「東京電燈」という名であった。 当時の電気はまだ発電量が少なく、動力エネルギー源としてではなく「灯り」のために用いられていた。 発電量が増えていくにつれて動力エネルギー源にもなり、その余剰電力を活用するために、電気鉄道事業を行なったり買収、資本参加する企業も多かった。 そのようなルーツを持つ電鉄会社は今も多く、例えば、江ノ島電鉄(横浜電気に買収。現小田急グループ)、京福電鉄嵐山線(社紋は京都電灯時代のものを継承。現京福グループ)、叡山電鉄(京福から分離し京阪子会社に)、山陽電鉄や近江鉄道(旧宇治川電気、後者は現西武鉄道グループ)、小田急電鉄(鬼怒川水力電気が前身)等がある。 その後数多かったこれら電燈・電力会社は合併や戦時統合により、今の9「電力」会社(※沖縄電力除く)になり、その過程で電気鉄道事業等は分離され独立していくことになる。 「電燈」から「電力」は、電気普及と利用拡大の現れと言えよう。
- sokohakatonaku
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電気というと、灯りのこととも取れるからではないでしょうか