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大学院の進学者を増やすには
- 大学院の進学者の減少が憂慮されているそうです。ノーベル賞受賞はもちろん、GAFAのような企業が日本から出てくるのもますます難しくなりそうですが、進学者を増やすにはどうしたら良いのでしょうか
- 大学院進学者の増加にはどのような施策が必要なのか、検討される必要があります。これまでは進学者数が減少傾向にあったことに加え、大学院への進学を選択しない理由も多様です。
- 大学院進学者の増加には、進学のメリットをアピールすることや進学支援制度の充実などが重要です。また、進学先の大学の魅力を発信し、大学院進学のイメージアップを図ることも必要です。
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貴方の質問の中にある認識の誤りについて指摘したいと思います。 ノーベル賞受賞に繋げる為には大学院生を増やすだけでは不充分です。ノーベル賞受賞の理工医薬生理学系の研究は大部分が博士資格以上の有能な研究者が若い時におこなった研究が 10年以上の評価を経て受賞しているものが非常に多い。理工系では修士課程のみで民間製造業 ( 研究職でない。) に就職する人がかなり多い。over-doctor と言って博士資格をとっても研究者として食べていく職場が少ないからです。通常、日本では実績のない若い研究者に研究費を出資してくれる組織・個人は殆どない。だから研究者としての職場ができないし、よいアイデアの研究も実施できない。米国がすごいと思うのは、「 未開文明部落における求愛行動と性行動。」などという日本ではどう考えても民間予算が付かないようなテーマの研究にロックフェラー財団などの民間組織などからも若い研究者に予算が付くのです。だから、日本の有能な研究者は皆米国で研究をしに出国してしまいます。中華人民共和国も有能なら若くても研究費を付けてくれることが最近増えましたので、中国に渡って研究する人も出てきたと聞きます。現在の科学は一人の驚異的な天才 ( ex.: A. Einstein とか ) がいれば成果を出せるような分野は殆どありません。従って、よい研究を豊富にというのは金次第なのです。 また、GAFA のような企業が日本に育たないのも大学院卒業者が少ないからではないと考えます。米国には海のものとも山のものとも分からない事業企画に資金を投資してくれる文化が民間にあります。10件投資して1件当たれば、他の9件の元手も還らなくっても大儲けという投資を良しとする文化があるから、GAFA のような企業が育つのです。良く見てください。GAFA も Microsoft の創業者には大企業の下で潤沢な準備資金の下で創業したものは無いですよね。 日本という国は急速に高年齢化しています。ボーヴォワールという哲学者は、その著作「 老い 」の中で、「 人が 60才を過ぎて書くものは、( 極少数の例外を除いて ) まず二番煎じのお茶ほどの価値しかない。」と辛辣です。従って、若い有能な研究者を、日本から逃げ出されないよう大事にすることが大事と思います。 また、これから、高齢化と共に「 銭を稼ぐ 」人口が大幅に少なくなり、社会保障費はどんどん増加して。日本はどんどん貧しい国に成り下がってゆきます。今までの先輩たちが残してくれた知的財産とインフラを上手に生かして、如何にがめつく稼ぐか。そして儲けたお金を効率的に使うか。これからは、仕事をしないでも既得権益だけで食べている人や窓際族が存在する余地すら、社会が許さなくなると思います。
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- kansai1947
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大学(院)に対する考え方が、日本と他の諸国とは異なっているようです。 日本は世界に類のない"学士社会”です。日本は大学を"卒業する"ことが重要で、何を専攻し、どんな学位を取得したかは殆ど顧みられません。兎に角、大学を出ることが重要なのです。 隣国の韓国、中国、欧米諸国は"博士社会”です。大学を卒業した後、どの様なGraduate School、どの様なProfessional Schoolに進んで、Ph.D.やMBAを取得するかが重要なのです。各界のリーダはPh.D.やMBAを持っています。 大学(院)に対する考え方を変えない限り、大学院への進学者を増やすことはとても難しいと思います。
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日本はとりあえず、大学に入学・卒業を重視していますね。 アメリカ、欧州などの大学を精査してよりより環境、時代に合ったシステムに変えていくべきですね。
- f272
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学費を実質無料にすることです。 もちろんタダであげるだけでなく,指導教官が担当している講義でTAをやらせます。
お礼
優秀な学生には手厚い奨学金やいろいろな補助などサポートの方法を増やすべきですね
- qdk
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個人的な考えですが、年齢の問題は大きいと思います。 院卒、特にドクターは通常、卒業時に年齢が30歳前後になるため、企業も積極的な採用は難しくなると思います。また、22~23歳程度の若者がそれを説明したうえでドクターを目指す判断をするのは相当な勇気が必要だと思います。 その意味でも早期入学・早期修了(いわゆる飛び級)を積極的に行えるように環境を整えるのも一つの方法だと思います。
お礼
高校ぐらいから飛び級入学というのもアリですよね。 ゆとり教育なんてものをやってないでそういうことをしてくれればいいのに、と思います
お礼
詳細な回答ありがとうございます。 残念ながら日本では研究に没頭できないということでアメリカに渡ってしまう有能な方は多いですね・・・。商品へ投資するクラウドファンディングは普及してきましたが、様々な研究やベンチャー企業などに個人が投資する環境・文化が浸透する必要がありそうですね。