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勅使下向の春弥生♫
真山一郎の大ヒット曲、『刃傷松の廊下』です。 一、勅使下向の春弥生 如何に果たさん勤めなん 身は饗応の…… ……断っておきますが、この曲、昭和30年代後半、ぼちぼち高度成長期の光が見え始めた時代の、歌謡曲ですよ。 さて、質問です。皆さんに、何かの事情があって、令和時代の、ごく普通の高校生に、この歌詞の意味を説明して、理解してもらわなきゃいけない、そういう運命になったとします。 説明には、どのくらいの期間が必要ですか?説明する時、強調したい点は何ですか? お知恵をいただきたい次第です。
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その高校生の日本史と国語の学力次第ですが、細かなところまで説明しだすと一時間では無理でしょう。 まず、言葉が難解で、古文と漢文の知識が必要ですし、当時の朝廷と幕府との関係、吉良義央と浅野長矩の地位・役職、江戸城内の約束事、武士の倫理などの歴史の知識も必要です。ところが現在の学習指導要領では「高校の日本史は必修科目ではない」ため、日本史を学ばない高校生もいます。さてはて…。 そのような歴史的背景は省略して、歌詞の表面的な意味だけを理解させるにしても、一番の歌詞だけでも、「勅使」「下向」「弥生」「饗応」などの語句の意味から始めなければならず、やはり小一時間はかかるのではないでしょうか。 その際、強調したいのは、この歌謡曲のような理解が、「松の廊下傷害事件」に対する世間の通説(常識)になっていることと、とはいうものの、刃傷の動機については「今もよくわかっていない(明確に記した直接の当事者のその当時の史料がない)」ことです。
お礼
ご回答ありがとうございます。 120%賛同です。良いお答え、ありがとうございます。 さぁ、これから、蕎麦食べて、本所松坂町へ行ってきます。