C3604の機械強度試験について

質問

C3604（棒）について、JIS H3250では必要試験項目として引張試験と硬さが記載されていますが、注釈aとして、「注a）記載の通り、硬さを適用した場合には、引張り強さ及び伸びは適用しなくてもよい。」とあります。この場合、『引張り強さを適用した場合、硬さは適用しなくてよい。』と解釈できるのでしょうか。ミルシートを発行している業者からそのように言われたのですが、納得するに至りませんので、ご教示いただければと思います。

回答No.1

noname525 · ベストアンサー

そういった解釈はできないと思いますが、本質的には引張試験で十分だと考えます。
硬さ試験で分かるのはミクロ的な強さで引張試験で分かるのはマクロ的な強さです。そのため材料全体の強さを試験するなら硬さ試験より引張試験の方が適しています。
では何故JISでは硬さ試験で代用できると言っているのかというと、引張試験は破壊試験であり試験片を作るのも手間なので手軽な硬さ試験で代用できるとしているワケです。

JISではこうなっているじゃないかと言われるとそれまでですが。。。

お礼

非常に分かり易くご説明いただき有難うございました。