自社株の買取 → 配当UP ？

質問

ある企業が，自社株を買い取ると，既存の株主の配当を増やすことができると聞いたのですが，本当でしょうか？

その自社株を購入する資金で内部留保が
消えるとしたら，配当は増えないと思うのですが．．．

今期の話ではなく，来期以降の中長期的な話でしょうか？

回答No.1

hstm0810 · ベストアンサー

株価が低迷している企業が、自社株式への投資妙味の向上のため株価が低いうちに自社株を買い取り、発行株式数を減少させることで、配当原資に対する一株あたりの配当分配率を向上させるのが自社株買取です。
　ですから配当を増やせる一方で株主資本は減少するため一般には自己資本比率が高い企業が株主資本の減少によって企業価値が損なわれないことを前提に実施しているのが実情です。
　ただ、自社株買取で配当が向上することが目的と言うより投資指標である一株あたりの利益等指標改善により株価を上昇させ、将来の増資メリットを追求したいというのが企業の本音のようです。
　自社株を購入する資金で内部留保が
消えるとしたら，配当は増えないと思うのですがという質問ですが配当の元となる期間利益で自社株を買うと言うのではなく過去の資本蓄積を取り崩して自社株を買うので期間の配当に与える影響はないと考えます
　結論はご指摘の通り中長期的な株価対策というのが実態であると考えます

お礼

まず，お礼が遅くなり申し訳ありませんでした．

no2さんとすこし異なりまだどちらか分かりませんが，とても見識ある回答勉強になりました．

内部留保の今期取り崩しだけではないことも分かりました．

もし，その後，なにか分かりましたら，お聞きできるかも知れないと思い，勝手ながら，後数日開いて，締め切らせていただきます．ありがとうございました．

回答No.2

garnetscrein

1株益は上がるので、株価は上がりやすくなります。
配当は増えませんよ。
株式を内部償却する分、1株益は四季報計算より償却分上がりますので、株価がその分上げる。
中長期戦略です。

お礼

お礼が遅くなりまして，申し訳ありませんでした．

配当は，増えないということですね．
no１さんとは異なるということですね．

その後，何か分かりましたら，ぜひご回答お願いします．