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やぶ椿の葉が黄色になった理由と改善方法をご紹介
- やぶ椿を移植して10年経ちましたが、最近葉の一部が黄色に変色しています。土壌の品質が悪いことが原因である可能性があります。
- 植物が健康な状態を保つためには、適切な土壌が重要です。土壌の養分や水はけを改善することが必要です。
- また、やぶ椿の葉が黄色になる原因は栄養不足や病害虫の被害なども考えられます。専門家に相談して対策を取ることをおすすめします。
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- cactus48
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理解して頂けたようで安堵しています。 確かに今の時期に植え替えるのは椿の根を傷める事になりますので、 今は2回目の施肥をする時期ですから、肥料を与えて様子を見られて 改善しないようであれば、9月中旬から10月中旬に植替えを実施さ れると、もしかしたら元気を取り戻すかも知れません。 ヤブ椿を含むツバキ類の多くが耐陰性(日陰でも生育が耐えられる力 を持っている事)がありますので、多少は日当たりが悪くても育ちま す。ただし、その場合は肥料をどんなに施しても、花が咲かなかった り花数が少なくなります。4月中旬頃までは隣家の影響で日当たりが 悪いのは仕方がありませんが、画像を見ると若干ですが開花していま すので、現在の場所から別の場所に移動させる必要は無いように思え ます。 やはり植付け時は幹の付け根を地面とスレスレにして植付けるのは問 題がありますから、葉が黄色くなるのは治まらないようなら、先程に 書いた時期に植替えを実施された方が良さそうに思えます。 とりあえず移植の方法を書いておきます。 まず幹の中心から半径30~40cmの位置で垂直に掘り下げます。 深さとしては30cm程度で十分です。終われば一番底の部分を斜め に削って行きます。すると底が円形になりますよね。この時に土から はみ出た太い根は切られて構いません。出来るだけ細い根を切らない ようにします。 ホームセンターに行くと麻で出来た包帯のような布が売られています から、これを使用して株を巻き付けて行きます。これは株に付いてい る土を落とさない意味と、根を乾かさない意味があります。この作業 は必ず行われて下さい。この作業を根回しと言います。 終わればヤブ椿を穴から引き出します。 今の場所に引き続いて植える場合を説明します。 根回しした株は約30cm程度と思います。このまま植付けると移植前 と同じ植え方になりますので、高植えにしますので掘り上げた土を半 分程度だけ穴に戻し足で軽く踏み固めます。 残された土に土壌改良材であるバーク堆肥を混ぜます。量としては掘 り上げた土に対して2割程度にします。多過ぎるのは良くありません から2割程度に留めて下さい。 次に穴の底に肥料を入れます。今は油粕に骨粉が混ぜられた肥料が売 られています。これはホームセンターでも園芸店でも売られています ので、これを1袋だけ購入して下さい。残れば他の樹木にも使えます ので無駄にはならないと思います。 この肥料を1~2掴みだけ底穴に入れ、終われば肥料が被さる程度に 土を被せます。これは肥料が直に根に触れないようにするための方法 で、これを被せ土と言います。これをしないと肥料が直に根に触れて 肥料負けを起こして根が枯れてしまいます。 終わればヤブ椿を穴に戻します。麻布は付いたままで構いません。麻 布は地面で腐敗して土に戻りますから、心配しないで下さい。 穴に入れたらバーク堆肥を混ぜた土を入れます。半分程度入れたら、 棒などで周囲を突っついて締固めをします。これをしないとヤブ椿が 倒れてしまいます。終われば水を穴に十分に入れ、再び棒で周囲を良 く突っついて残った土を入れます。この時に土が足りなければホーム センター等で山土等を購入して追加して下さい。 根が活着して出て来るまで約1~2ヶ月掛かりますので、それまでに 台風とかで幹が揺れる恐れがある時は、植付け完了後に支柱で支えを して下さい。麻布で巻いた株が左右に揺れると、根が活着しなかった り、活着時期が遅くなります。 後は雨の日以外は朝夕に十分に水遣りをして下さい。出来れば葉には 水を掛けないようにして、根元だけ水が掛かるようにして下さい。
- cactus48
- ベストアンサー率43% (4480/10310)
造園屋に勤務しています。 色んな事が考えられます。画像を添付されたのは有難いのですが、 詳しい環境や土の質、10年前に移植した時の手順等も説明されて ませんので、原因が何かと聞かれても答えるのは非常に困難です。 移植した場所の日当たりはどうか。例えば椿が好む日当たりは午前 中に光線が当たり、午後からは日陰になるような場所です。 画像では葉に光線が当たっていますので、日当たりはそんなに悪く はなさそうに思えます。では西日はどうでしょう。西日がモロに当 たる場所ではありませんか。西日が強い場所だと葉焼けを起こして 葉が黄色くなります。西日は短時間ですが光線力は強いのですが、 西日では椿が必要とする光線量は得る事が出来ません。光線力が強 過ぎるから葉焼けを起こしてしまうんです。 移植場所の光線の当たり具合で葉が黄色くなる事もあります。 これを生理現象と言い、椿が好む光線が当たるような場所を選ぶ事 が葉を黄色くさせない方法にもなります。 次に質問には書かれていませんが、肥料は年毎に決められた時期に 与えていますか。また決められた量を守り与えていますか。 樹木や植物が必要とする栄養の中で窒素、燐酸、カリの3つを肥料 の三要素と言います。これは人間で言う主食になります。 他にも副食に当たるカルシウム、マグネシウム、イオウ等も必要に なり、ビタミンに当る鉄や銅や亜鉛なども微量ですが必要になりま す。基本としてはこれらがバランスよく与えられている事が条件に なり、一つでも不足すると片寄が生じてしまい葉が黄色くなったり します。ですから年毎に決まった時期に与え、与える肥料の種類を 考えて決められた量を施す必要があります。 水遣りも雨任せ、肥料は自然界任せでは葉が黄色くなるのは仕方が ありません。 長くなりますが、肥料の三要素についてだけ説明しておきます。 窒素=茎や葉や根を生育させ養分の吸収を促進させ、同化作用を促 進させる働きがあります。不足すると葉が小さくなる。葉色が薄く なる。生育不良の症状が出やすくなります。 多過ぎると葉だけが生い茂って、花数が少なくなったり全く開花し なくなる事もあります。これを園芸用語で窒素過多と言います。 燐酸=葉や茎や根の伸長を助け、開花や結実を促進させます。 不足すると花数が少なくなったり、開花や結実時期が遅れたり実が 小さくなったり枝が育たずに細くなったりする現象が起きます。 カリ=植物の生理作用を調整し、暑さや寒さなどの不良環境に対す る抵抗力や病害虫に対する抵抗力を強くする働きがあります。 不足すると病害虫の被害に遭いやすくなったり、株が倒れたりする 現象も起きたりします。 肥料は2月、5月、8~9月の年3回で施します。 いずれも肥料の種類は同じで、油粕に骨粉を同量混ぜた物を幹から 少し離れた位置にパラパラと撒いて施します。この時に土壌改良の ために肥料をバーク堆肥に混ぜて施しても構いません。土が悪い事 は分かっているようですから、ぜひバーク堆肥も施肥時期に一緒に 施すようにしましょう。骨粉が入手出来ない場合は、粒状化成肥料 でも代用は出来ます。この時は8-8-8と書かれている化成肥料 を使用して下さい。 移植は通常は高植えにします。高植えとは地面より高く土を盛って から植付ける方法を言います。高植えにすると土が早く乾くので、 水遣りは雨任せでは足りません。ですから雨が降らない日は朝夕に 水遣りをする必要があります。移植は高植えにしましたか。 画像を見ると葉や枝が込み合い過ぎているように見えます。 この状態だと風通しが悪いので、チャドクガと言う毒毛のある幼虫 が多発し、数日で葉が喰われて丸坊主になります。チャドクガには 毒毛があり、触れただけで炎症を起こして蕁麻疹のような斑点が出 来て、猛烈な痒みを生じます。皮膚科で炎症を防ぐ軟膏と、痒みを 防ぐ軟膏を貰って塗らないと大変な思いをする事になります。 それを防ぐために3月か5月に枝抜きをして風通しを良くする剪定 をします。終わればスミチオン乳剤の1000倍液を噴霧して発生 予防をします。 可哀そうに思えるかも知れませんが、弱っている時に開花させるの は逆効果ですから、可哀そうでも蕾や花は摘み取ってしまいます。 開花には相当の体力が必要で、開花させると樹が弱ってしまいます から、可哀そうでも椿を助ける意味で蕾や開花中の花は全て摘み取 ってしまいます。
お礼
ご丁寧なアドバイス感謝します。隣の家の影響で秋から5月初めまで陽があたりません。やっと4月中旬から朝の東の太陽があたりはじめます。朝とった写真です。植えたときはすっぽり隠れるように植えましたので間違いだったようです。いま出来ることは植え替えは自分でできませんので肥料をこれから与えてみます。大変参考になりました。重ねてお礼申し上げます。
お礼
いやいやお詳しい情報ありがとうございます。参考にさせていただきます。とにかく花を切って 肥料を施しました。この木は隣からうちがあまり見えないようにするため10年ほどまえに自分で大きな木を買ってきて植えたものです。ようやく花がつき始めた感じです。あまり枝を切ると遮蔽効果がなくなるので枝を落とすのも遠慮しています。様子を見てみます。深謝まで。