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取調べに弁護士同席なら、どろぼうの数だけ弁護士いる

逃亡者ゴーンが日本司法の不備を指摘した中で、取り調べに弁護士を同席するのは海外では常識・・ 確かに密室で自白を強要するかのような取り調べは非近代的と思われます。 まさにその通りだと正論のように聞こえるけど・・待てよ・・ 犯人一人に一人弁護士が同席なら、犯人の数だけ弁護士がいるのではないですか? 田舎なんか弁護士いないですよ、取り調べできないじゃん・・ また 犯人は基本悪人、弁護士がいれば白状もしないしむちゃくちゃ取り調べに時間がかかるのでは・・ 外国ではほんとにそんな事してるのですか?

みんなの回答

  • igarasik0
  • ベストアンサー率28% (59/208)
回答No.3

そういうことをやっている国は結構多いよ。 そういう国では、被疑者が弁護士の意見を求めたのにそれを無視して取調べを続けるとその取調べが違法となり、違法に得た情報は裁判で証拠として認められないので、その取調べ中に被疑者が自白してもそれだけで有罪にはできません。 また違法に取得された証拠から派生して得られた証拠も裁判では認められないことになっているため、弁護士を求めたのにそれを認めなかった違法な取調べで供述を得てもそんなに意味がありません。 違法な取り調べは徒労になるので、被疑者が弁護士を求めたらそこで取調べを中断して続きは弁護士が来てからというのが原則になっています。 これは捜査官と一般市民とで法律についての知識に差があり、被疑者の無知に付け込んで捜査官が供述を強要することがないようにするために必要なことというのが理由みたいです。 (被疑者の無知に付け込んで捜査官が供述を強要した冤罪事件が日本でもそれなりにあるのですが、それでも取り調べ段階の被疑者が弁護士の意見を聞く権利を認める方向にいかないんですよね) >犯人一人に一人弁護士が同席なら、犯人の数だけ弁護士がいるのではないですか? 多数の共犯者がいて意見が対立している事件では被疑者の数だけ弁護士が必要になりますが、大抵はそうではないので弁護士は複数の事件を掛け持ちしています。 また(極貧の者には公費で公選弁護人が付けられることになっているが)弁護士は基本的に有料なので、懐具合の関係もあり被疑者全員がそれをする権利を行使しているわけではありません。 被疑者が弁護士を呼んだのに来る前に取調べをやると後で無罪放免にすることになってしまうので、よほどブチ切れる事態になっていなければ弁護士が来るまで取調べはやりません。 >田舎なんか弁護士いないですよ、取り調べできないじゃん・・ そういうのができている国ではどんな地の果てみたいな土地でもすぐ行ける距離に弁護士が数人はいます。 日本みたいに都市部に集中して田舎には全くいないというような国とは事情が違います。 これについては、ど田舎でも弁護士がいるから取り調べ段階の被疑者に立ち会う権利が認められていて、被疑者の弁護士を呼ぶ権利が認められているからど田舎でも弁護士がいる、という側面はあるかもしれません。 >また 犯人は基本悪人、弁護士がいれば白状もしないしむちゃくちゃ取り調べに時間がかかるのでは・・ その予想は正しいのですが、そういう国の捜査機関ではできるだけ自白以外の証拠で有罪にできるようにしているわけです。 そこが自白偏重といわれがちな日本との根本的な差です。 以下余談 日本も2002年から本格化した司法制度改革でこの手のこともできるようにしようという話になっていたのに、現状は無駄に弁護士が増えたこと以外はほぼ変わらずで、なんだかなぁって感じです。

ito_kaemaedito
質問者

お礼

丁寧なお答えありがとうございます 私も司法改革は必要だと思います しかし各国はお国柄という問題もあるでしょう。 取り調べ全てに弁護士同席、の改革は一層の弁護士制度改革が必要になるでしょう すなわち数を増やす事は質の低下を招きます、弁護士が司法書士レベルになるでしょう。 今も弁護の質に対しての評価がないので悪徳弁護士が多いことは確かですが・・・ 一方 警察なども公務員です、あまりに行動制限すると、やる気が無くなるでしょう、こうなっては日本も諸外国並みに治安が低下する恐れもあるでしょう 悪人の味方をすれば悪人がのさばり、捕まえる側のモチベーションが下がります おとり捜査や盗聴捜査など取り調べ側にも手段を与えないと治安維持という大事な視点が失われないでしょうか?

  • hiodraiu
  • ベストアンサー率15% (451/2846)
回答No.2

どろぼうの数じゃなく、取調室の数だけ弁護士がいれば良い、若しくは取り調べをする警官の数(取り調べをする警官と調書を取る警官)だけ弁護士がいれば良いってことになると思います。この場合、延べ人数でのカウントですので、実際にはもっと少なくなります。

ito_kaemaedito
質問者

お礼

でも そんなに いますか? めちゃくちゃ不足ですよ

ito_kaemaedito
質問者

補足

北海道の田舎で事件が起こった、逮捕直後取り調べをしたが、再度必要があるので夜取調べしたい、弁護士呼べますか、札幌から呼ぶんですか? げんじつてきではないでしょう

回答No.1

  一人の弁護士が複数の容疑者の弁護をすることができます。  

ito_kaemaedito
質問者

お礼

そりゃそうだけど、逆に一人の容疑者に複数回取り調べもあるでしょうに