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現代進行形の香港デモについて
- 2019年3月から継続して行われている香港デモは、過激な要求を掲げる大学生達が活動拠点を失ったことで終息する可能性がある。
- 中国共産党は香港を支配するために「一国二制度」を形骸化させており、その理由は香港の民主主義への反発と考えられる。
- 香港人が中国共産党の支配に反発しているため、知識人やエリート、資本家などの人材が国外に流出する可能性がある。
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1. 多分収束しない。2014年の雨傘運動と違ってリーダーがいないと言うか見当たらない。五大要求全部満たすと言うのが難しい中で、戦略や落とし所が無く過激化している様に見えますが、警察に暴力的な対抗をしている若者たちは友人に「家族を頼む」と言い残したりしていて生命の危機や警察権力による拘束を覚悟している人たちがたくさんいる様です。もはやデモでは無く革命です。仮に警察が大学構内を解放しても更に急進化過激化する人たちをとめられないと思います。今の状態だと時すでに遅しの感がありますがアメリカや他国が調停に入らないと終わらない気がします。残念なことに我が国は「桜を見る会」を批判しても香港と中国の国家権力の横暴を政治問題に取り上げようと言う雰囲気すらありません。 2. 2047年には一国二制度の約束は終わりますが、それに向けて中国としても突然制度を転換するのではなくロードマップを持って変えていくつもりなのだと思います。中国政府は天安門事件以来国内統治に自信を深めていて、多少の反発があっても香港の一国二制度を段階的に修正して危険分子を排除する自信があったのだと思います。個人的には大規模デモの直前に香港-深圳を二回往復しましたが、科学技術と産業で急速に発展したハイテク都市深圳と旧来のアジアの自由圏として自由を謳歌しながらも発展から取り残された香港のギャップは感じ、雨傘運動の後一旦沈静化したかに思えた民主化運動がこんなに凄まじい形で出て来るのは驚きで、自由と民主主義がどれだけ香港の人たちに大事だったのか思い知りました。 (3) 1997年の香港返還前にかなりの香港人がカナダやオーストラリアなどの英連邦の国々に脱出しました。雨傘運動が制圧された時から、かなりの人たちが台湾への移住をしています。今は東南アジアのマンションを買う香港人が多いそうで、それほどお金を持っていない人たちも香港から脱出する準備をしていると言われています。 (4) 香港はアジアの金融センターの一つで、香港証券取引所がありますが、今では成長する上海証券取引所との相互接続での役割が大きくなっている中で生き残りが課題になっていると思います。知り合いの香港の投資家も成長する中国の新興企業の投資にも手をこまねいている様です。香港の映画やドラマ産業もだんだん時代遅れになって、人気のある俳優やトレンドは中国本土に移っていると言う話も聞いています。今の香港の騒乱状態は香港経済に大きな打撃ですが、中国経済に打撃を与えると言う状況では無いと思います。アメリカが議会で香港人権決議案を可決しましたが、中国がダメージを受けるとしたら、そう言う中国を非難する動きと、経済制裁が結びつくことくらいでは無いでしょうか。 ただ今の香港の状況は台湾の政治・民意に大きな影響を与えていて、蔡英文相当になっていら続けている中国の圧力に屈しないと言う覚悟を台湾の人たちに植えつけたことが大きいと思います。
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- princelilac
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1.香港の大学生以下の若者は「今挫けたら、香港は永久に抑圧される」と考えています。将来結婚して子供が生まれたとしても、その頃には共産党の恐怖政治が待っていますので、それを悲観しているのです。終息する時は、デモ参加者は一斉に捉えられ、男は殺害、女は強姦して殺害、または不妊処置をされてしまいます。 2.何故という疑問の答えになるかどうか分かりませんが、シナは有史以来、版図(領土)の拡大を続けてきました。周辺国を征服することが中華人のDNAに染みついているのです。 3.あり得ると思います。香港人の全員が「香港のために命を落としてもいい」と思っているとは限りません。それぞれの生き方です。 4.有力な人材が抜けてしまえば、共産党の思惑通りに運ぶでしょう。むしろ香港人の中には共産党の言いなりになって、身柄の安全や財産の保護を条件に、国外脱出をする者がいても不思議ではありません。打撃は香港が受けることになります。
- roadhead
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1、平和的な終息は無いと思います。 2、形骸化していません。 中国に完全に吸収され1つの制度になります。 3、流出してもかまわないと言うスタンスです。 共産主義に呑み込まれるか生きる道を失うかのどちらかになると思います。 4、経済規模から考えて中国経済に影響は無いと思います。 ただし共産主義自体が未来のないものだと思われますのでやり方を間違えれば中国自体が崩壊し民主主義に切り替わる可能性はあります。 今のところその気配はありませんけどね。