断固反対もなにも、もはや経済戦争なので、報道官の声明は形式的な物にすぎないでしょう。国際ルールを無視したトランプの中国叩きは、世界経済への影響の懸念を示す声が大きいですが意外と米国国内世論だけでなく日本を含む西側諸国の評判は悪くなく、どうもこれまでも潜在的に懸念していて表立って誰もできなかった中国の覇権構想をトランプは本格的につぶそうとしているように見えます。関税による制裁だけでなく証拠不十分のままのHuaweiへの制裁、実は経済だけでなく、台湾海峡の米国軍艦の航行も激増させているし、オバマ時代に中国の反発で踏みとどまった台湾へのF16売却も決めました。
中国は着々と東南アジアやアフリカ、南米への経済的な影響力を広げ、米国の同盟国のオーストラリアにまで影響力をのばしていて、国際ルールを守りながら欧米の規範から外れて覇権を広げて来たところを、人非人のトランプが国力を背景に国際ルールに反して中国を止めようとしているというのが私の見かた。
目の前で巨大怪獣が戦っているようなもんです。