量的緩和政策の巻き戻しという形で
2017年の夏からずっと引き締めが続いていたのはご存知でしょうか。
ここを知らないと現在の金利相場が何なのか理解できないはずです。
貿易戦争がどうとか本質からずれた議論に惑わされちゃいますからね。
2017年末のビットコイン相場暴落、2018年に何度か起きた株式相場暴落、
そして今年の暴落は全てFRBの引き締めが直接的な原因。
つまり現在の資産価格は、FRBが流動性を供給しないと保てないということが実証されてるわけ。
トランプ大統領は金融関係のおともだちからこうした事情を詳しく聞いていたようです。
FRBの政策をずっと口汚く批判してるのはそのため。
株価が暴落すればトランプの功績が全て否定されてしまうので当然のことです。
ここまでが市況の概観。
でFRBの政策の話。
FRBも政策金利を上げる姿勢を打ち出せば再度の暴落が起きるのは承知していたと思います。
しかし中央銀行の役目として、金利を上げる余地があるときに上げるべきだと考えたのでしょう。
この姿勢も政府の出納長として当然のこと。
トランプもFRBもそれぞれの立場からいがみ合ってると思われます。
ところが今年の4月に暴落が起きて株価が頭打ちになってしまいました。
それで急にびびり出して利下げに転じたというのが実情だと思います。
トランプの口激と市場からの非難に耐えかねて政策を変えたってことですね。
FRBが政府の都合の良い財布に成り果てるのかどうかの瀬戸際です。
ここまでがご質問に対する僕なりの回答になります。
今後の先行きもついでに書いておきますがアメリカ経済は完全に行き詰っているので、
FRBは暴落覚悟で利上げを続けるか市場に阿って利下げをするかの2択を迫られています。
こういう状況ではドル円をショートすればほぼ間違いなく大勝ちできますね。
なぜなら株価が崩れればリスクオフの円買い、
株価を守るために利下げと量的緩和を続けるなら超絶ドル売りにつながるからです。
どっちに転んでもドル円は大きく下がるってわけ。
ちなみに利下げが選択され過剰な流動性が供給された場合、
5年以内に第二のリーマンショックが起きると予想しています。
アメリカも日本も滅亡して中国、北朝鮮、インドなどが台頭していく多極化の時代になります。
お礼
遅くなりましたが、ご回答ありがとうございました。