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発砲ウレタン(断熱材)
現在、木造で新築予定です。 断熱材の件で色々と過去ログを読んだのですが、再度聞かせてください。 現在の予定では、断熱は「発砲ウレタンの吹きつけ」という方法になっています。 床下25m/m 壁30m/m 小屋裏50m/m という見積りになっているのです。(奈良県在住) 気になっているのは、断熱材の厚みがこれで十分なのか?というのと、過去ログでは発砲ウレタンは木材を腐らせるというのがあったので、少し不安に思っています。 ロックウールなどの断熱材の方が良いのか?他のものが良いのか?は素人のため判断も難しく困っていますので、良きアドバイスをお願いします。
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nisei_1975です。 『片流れの屋根にして勾配天井で木の梁を見せるような構造になる予定です。天井の高さは高いところで5mぐらい 』 勾配天井で且つ天井高さも結構ありますし、居室の空積量「部屋の体積」も多いですので 屋根部分の断熱は高性能が要求されると思います。 屋根葺き材と下地の板「野地板」小屋組「垂木/母屋/小屋梁」そして居室の天井仕上げ材その下地「野縁」この全部の厚みは、一般的な平坦な天井よりも薄くなります。 「天井ふところ」と言われる、天井裏スペースの少ない条件として。考えますと天井裏の断熱性能「熱伝達率を下げる」は高性能にしないと、太陽熱で熱くなった屋根材の熱量が、厚みの少ない天井裏を通して、天井仕上げ材表面の温度を上げてしますます。 叉、厚みのある断熱材は施工的に難しいと思います。「断熱材を入れるスペースが確保できない場合も考えられます」 以上の条件で、天井裏「屋根断熱」は発泡ウレタンの現場施工を推薦致します。 材質的に熱伝達率が低く、太陽熱遮断には効果が期待出来ると思いますし、スペースの少ない部分でしたら、選定の候補に上げて問題は無いと思います。 天井仕上げ材は木材を張られるのですか。それともボードのクロス張り仕上げ。どちらにしましても、スペースの関係で発泡ウレタンの厚みは50mm位になりそうです。 これをマット状のガラス繊維・叉はロックウール断熱材で置き換えようとしますと、厚みが100ミリを超えると思いますが。今回は施工困難と思われます。 2階にLDKを設置される件で。より断熱を考慮されるのでしたら、居室側での対策は限界にきていると思います。 ただ・2階の天井の熱さは、夏場「時に今年の様に暑い毎日では」相当な断熱対策をしていても、チョットやりすぎた・・と言う所までなかなか行きません。ホンネです。 断熱材の厚みと密度は大きい程よいと思います。 屋根葺き材の下地の板「たぶん9-12ミリのベニヤ板と思いますが。この野地板と屋根葺き材の間に、インシュレーション・ボード等の断熱を対策した物を1枚追加するか位しか方法が無い様に思われます」コストと断熱性能向上との駆け引きになりますので、工務店さんと相談される事が宜しいかと思います。 壁、床に関しましては、天井裏に発泡ウレタンを使用していますし。 今回は、全て発泡ウレタンでの施工でも問題は無いと思います。 理由としまして、施工されます工務店さん側の施工手配具合にもよりますが。 発泡ウレタンの現場施工はその工事を専門としている業者の手によります。従いまして。あまり、いろいろ多種多様の断熱材を組み合わせますと、おのおのの施工単価の上昇を招いてしまい、コストダウンが困難になる事があります。 壁に関しては、ロックウール断熱材の方が単価的には安いのですが、施工手配の問題を含みますので一概に判断出来ません。工務店さんと側の説明をお聞き下さい。 壁のスペースは通常の木造建築の様ですし。厚みは公的工事「住宅金融公庫仕様」のレベル以上ですし。 2階部分間「1階部分も含めて」居室/子供室/寝室/LDKで西側の壁並びに南側の壁につきましては耐火ボードにクロス張り仕上げが一般的かと思いますが。ワンランク上の断熱壁下地材「硬質ロックウール壁下地材叉は硬質インシュレーションボード」を付加されて、壁面の温度を外気温度に影響されない様に対策される事が望ましいと思いました。 私の予想では、2階のLDKの空調がフルパワーで稼働という状態が頭に浮かびます。 電気代が大変・・・(>_<)。ご検討下さい。 『 窓のサッシに関しては、居室はペアガラスになっています。』 とても、望ましいと思います。 『今はフローリングを無垢材を使用するか、一般の建材を利用するか?の検討をしています。メンテナンスを考えると建材が良いとは思うのですが、無垢は湿度調整などの効果もあるようですし。。。』 この件に付きましては、ご予算次第と思います。 ただ。メンテナンスの件ですが。メーカー製のフローリング材は厚み12みりから15ミリ、叉はそれ以上の物もあります。ベースは合板で表層に薄単板が張ってあります。そして表面をポリウレタン系の塗装で仕上げてあります。 メーカー製と言っても、製品ランクに相当の上下があります。 太陽光線を直接受ける廊下。歩行頻度の高い玄関付近。湿気の高い浴室/脱衣室部分 とうに付きましては、ワングレード高い物を採用される事が望ましいと思います。 5年程で、表面が剥げたり、色あせしたりの難がメーカー研究所に報告されています。 「つまり私の所に報告がきています」。。。「不良品と違うか・とかのクレーム付きで」 (>_<) 床下の断熱は、畳/洋間どちらにしましても、冬場の寒さ対策が中心になります。 子供室/寝室を洋室で1階に置かれるのでしたら、対策は必要です。 厚みは発泡ウレタンでしたら25ミリで問題無いと思います。 どちらかと言いますと、他ご回答者の書かれておられる、シロアリと土中からの湿気の対策をされる事が重要かと思いました。 基礎がコンクリート製のベタ基礎で地盤と床下が遮断されていれば問題は無いと思いますが。布基礎の場合、検討が必要になります。 全般的になりますが、他・お子様が小さいご家庭、並びにアレルギーの問題をお考えでしたら、使用される材料のホルムアルデヒド放散量も検討される事をお勧め致します。 研究所に報告されている事例として新築住宅を購入後叉は住宅を建て直してから「子供/小学生以下の事例が多し」 涙目が多い。/体のあちこちをかゆがる。/乳幼児がぐずる事が増えた。 この殆どに、アレルギーの問題となる、建材微粒放散物「埃や臭い」そしてホルムアルデヒドの問題がクローズアップされています。 良い住宅が完成します様、工事期間中。打合せ等で大変でしょうが。 がんばって下さい。
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- docdoc
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発泡ウレタンは断熱材の中でも最も断熱性が良いといわれている部類に入り、住宅金融公庫基準のA-F(Fが最も断熱性が良い)のEに入ります。 高気密住宅にするのでしたら、奈良県の一部の地域(生駒市、都祁村、平群町、室生村、野迫川村、大塔村)以外では省エネルギー住宅タイプの地域区分(4)にあたりますので、床下15mm、壁25mm、天井35mmでよいことになっていますので、住宅金融公庫の基準は十分に満たしています。 また、北海道を除く寒冷地(東北地方など)は地域区分(2)ですが、この基準でも床下30mm、壁30mm、天井50mmですから、これにも匹敵する厚さです。 比較的良い断熱性能と思われます。後は気密性がどの程度かに関わってくると思います。 ポリスチレンフォームはシロアリに食われますし、ロックウールは断熱性が悪いので発泡ウレタンの2倍以上の厚さが必要ですし、一長一短です。
お礼
回答ありがとうございます。 こういう基準を示して頂けると安心します。 設計して貰っている方も信頼しているのですが、私もある程度の知識が無いと話についていけませんし、曖昧な返事だけはしたくないので、日々勉強です。
nisei_1975です。 断熱の検討はとても重要だと思います。 長くお住まいになられる住宅ですので、今後の電気代などの省エネについても 考慮が必要だと思います。 断熱の不十分な住宅ですと、夏場/冬場のエアコンの電気代でウン万円と言う事にもなりかねません。 奈良県で木造の住宅という条件で要点を書きました。 最初に立地条件ですが、都心部で付近はマンションなどの高層建築が立ち並んでいる状態か叉は住宅専用地域によって、夜間の風通し、日中の最高温度等に変化がありますので 多少抽象的になります。 (1)叉2階建/3階建/ 2階建でも屋根の勾配を大きくして小屋裏に物置を取設られるのかによって、工法がかわります。 (2) 屋根を日本瓦で葺かれるのか、叉は最近流行の石綿スレート平板葺き「コロニアル葺 」にされるのかによって屋根自身の熱浸透率と空調機の制御熱漏洩率が変わりますので一概に述べられません。空調機の制御熱漏洩率とは、夏場室内の壁や天井自体が暑くなってしまって、エアコンをつけても、壁自身を冷やすのにエネルギーを使ってしまい。肝心の室内空気を冷やすまでに時間ロスが発生する「簡単に言うと・無駄が多い 」重要なポイントになります。 (3) 外壁はサイディンク張りで仕上げられるのでしょうか。叉は在来工法と呼ばれる モルタルを塗って、タイル叉は塗装の吹き付け仕上げになるのでしょうか。 外壁自体の、断熱性能も考慮しないと、内壁部の断熱材だけの検討は結果として、不十分な断熱性能に終わってしまったり。過剰性能になって費用のかけすぎ・・という事にもなりかねません。 また、関西方面ですと、考慮しなければならない点に、冬場の結露の問題があります。 外壁/屋根/室内側の断熱材は充分検討済み・・・しかし窓のサッシュは普通品。 このケースでよく失敗があるのは。最近の住宅は機密性が高いです。その為、1-3月期に朝起きると、窓のガラスがビショビショにぬれていると言う事が多いです。 カーテンにカビが生えたり、近くに置かれているタンス等の家具にも悪影響を及ぼします。 朝の底冷え。生活スタイルで夜間空調機を多用される場合は。窓の仕様の検討も必要です例えば、結露の発生が予測される場合は、ガラスをペアガラス「二重ガラス/複層ガラス」並びに、結露発生率の高い壁面は、壁下地に耐火ボードでなく、硬質インシュレーションボードを採用して、その上にクロスを張るとか。。 と言う事で、条件によって、断熱計画は相当変わります。 屋根材/外壁仕様/小屋裏物置の有無等々、が判りますと、少し断熱の計画も絞り込めると思いますが。。如何でしょうか。
お礼
ありがとうございます。 お言葉に甘えて色々と、現在設計中の仕様を書かせて頂きましたので、宜しければアドバイス頂ければと思います。
補足
色々と詳しくありがとうございます。 専門的な事は勉強不足で、今は本などで調べたりしているのですが、分かる範囲で以下に書かせて貰います。 木造2階建で、片流れの屋根にして勾配天井で木の梁を見せるような構造になる予定です。天井の高さは高いところで5mぐらいになるようです。 断熱を心配していますのは、2階をLDKにするようにしたいと思っていますので夏場の暑さ等がどうしても気になっています。 瓦は平板瓦を予定していて外壁はサイディングも可能なのですが、ジョリパッドという塗壁のような素材を使うようにしています。単にデザイン的な部分ですが。 窓のサッシに関しては、居室はペアガラスになっています。 また、今はフローリングを無垢材を使用するか、一般の建材を利用するか?の検討をしています。 メンテナンスを考えると建材が良いとは思うのですが、無垢は湿度調整などの効果もあるようですし。。。 又、居住地域は住宅地ですので同じような木造家屋が並んでいます。
- DHHK
- ベストアンサー率12% (3/24)
木造の住宅で発泡ウレタンを使うのはめずらしですね。まーそれはいいとして、今はいろいろな断熱材があります。 壁下地とウレタンのパネルが一体になった物もあります。断熱効果もあり、地震にも強いが売りの商品です。 間柱、筋交がいらない工法です。トステムさんの商品です。一度ホームページ見てみて下さい。
お礼
ありがとうございます。 お教え頂いたような工法は、見学に行ったハウスメーカー等もやっているところが、あったように思います。
発泡ウレタンの事でしょうか?発砲ですと、銃でも撃たれるのかと。。。 発泡ウレタンは通常カートリッジ「タンクに入った」薬剤を専用のノズルのついた工具で現場で挿入します。泡状になった通常黄色いスポンジの堅い様な感じに仕上がります。 現場で挿入するのでサッシュ廻りとか隅々まで入りますので、機密性は大変優秀です。 鉄筋コンクリート造建物でよく使用されますが。 お見積もりの発泡ウレタンは言葉通りにとってよいのでしょうか?大変高価な物だと思うのですが。 住宅によく使用される物は、電気製品の梱包によく使われている発泡スチロールの堅くした様な板状の断熱材。 ポリスチレンフォームと言う物で、床組の下に敷き込みます。地盤からの冷気の遮断に効果があります。 通常25から30mm以上無いと効果がありません。 壁には通常 グラスウールマットと呼ばれる。繊維状のマットを壁下地に入れる工法が採用されます。 このマットの性能は厚みで示される事もありますが 重要なのは熱の遮断にありますから、密度の方が重要です。通称5キロとか10キロとか言われています 詳細はガラス繊維協会のwebでも見て下さい。 密度が重い程、高性能です「高価格になります」 重い程堅いです。5キロではスポンジの様に フニャフニャです。 http://www.glass-fiber.net/ 小屋裏はかなり断熱性能を上げておかないと。夏場。 サウナになってしまいます。 回答番号1番の方の 天井:90mmロックウールを2重(180mm) は充分だと思います。 質問の50ミリは、正直なところ、少々不安です。 中年の一級建築士より。。。
お礼
50ミリは少し不安ですか・・・ どれぐらいの厚さがあれば、最適でしょうか? 今なら見積り段階で変更も十分可能ですのでお教え頂ければ幸いです。
補足
すいません、発泡でした。 それと、発泡ウレタンは間違い無いと思います。 「結構良いのを見積もりました」と言ってましたし、「価格を抑えるなら発泡スチロールの板状のモノを使ってもいいですよ。」って言ってましたので。
- eternalsea
- ベストアンサー率41% (38/91)
はじめまして。私は住宅メーカーに勤めているものです。 発砲ウレタン吹付は基本的に使っていないので木を腐らせるかどうかは分かりませんが、水分を含んでいるので可能性はあるかも。また直接吹き付けるので通気層がなく結露することも考えられます。(憶測ですが・・・) 余談ですが、木が腐る原因は水漏れ、雨漏れ、結露のどれかであることがほとんどです。 参考になるか分かりませんが私が勤めている会社の仕様は以下のとおりです。 床:90mmポリスチレンフォーム 壁:90mmロックウール 天井:90mmロックウールを2重(180mm) 吹付断熱材とロックウールの性能差はすいませんがわかりません。
お礼
ありがとうございます。 ちょっと、不安が増してきましたが、今なら変更できるので、早めに聞けて良かったです。 もし同じような性能を得ようとすれば、発砲ウレタンはロックウールの3倍の性能差が無いと駄目なんですよね?? そう考えると、ちょっと足りないような気もしてきました。
お礼
大変参考になりました。 素人の私に対しても、よく分かる解説で感謝しております。 付け加えますと、基礎に関しては「ベタ基礎」になっておりますので、シロアリなども大丈夫かなぁと思っております。 nisei_1975さんのご説明で安心出来たのと同時に設計を任せている業者の方も適切な方法をとって貰っているというのが、分かってよかったです。