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パンジーをリコリスの間に植えても問題ない?
- 今年はじめてパンジーを買いました。花茎がひょろひょろと伸びて、だらしなく咲いている姿をよく見かけますので、汚らしいと思ってパンジーを買ったことは1度もありませんでした。
- 今年花屋で某有名メーカーのラベルがついたパンジーを買いました。手間がかからないほうがいいので地植えにしたいのですが、うちの庭で今の季節日向になる時間がある唯一の場所には数種類のリコリスを植えてあります。
- リコリスはおととし植えたあと、これといって世話をしていなくても球根もいつのまにか増えていますし、頼もしい感じです。仮にパンジーの株が大きくなろうとして、根っこがリコリスと対立状態になった場合、リコリスはぜんぜん平気で、パンジーは大きくなれないだけで、リコリスとパンジーお互いを枯らしあうということはないと思いますが、どう思いますか?
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私もアレロパシー作用の問題があると感じます。 私の家の敷地には広い範囲にスミレを数種類・山野草各種がたくさん増えている場所があるのですが(元は小規模な林だった)、その中にナツズイセンというリコリスの仲間と品種のわからないスイセンが植えられています。 ナツズイセンとスイセンは先住者が植えたもので、スミレのほとんどや山野草各種は私がこの家へ引っ越してきたときに持ち込み、20年くらいかけてアリが種子を運んだりしてあちこちに増えたものです。 ナツズイセンとスイセンが生えているそばにはスミレ数種も山野草各種も生えずイネ科の雑草のみ。近くにランナーで殖えてくるニオイスミレがびっしりと群生し年々広がっているのにナツズイセン側へは広がりません。なので個人的にはスミレの類もリコリスのアレロパシー作用に負けてしまうのではと思っています。 あと、パンジーを植えるのにはある程度高さのある植物との混植自体向かないと思います。園芸化され日当たりの良さを好む性質なので上の方で何かに日差しを遮られてしまうと早くから徒長しかねません。それと新しい肥えた土を使わないと株が十分に育たず花も長くは咲けないので、地面植えせず鉢に花用培養土を使って植え込み、開花し始めたら液肥などを追肥してあげて下さい。 それとだらしない咲き方というのはどのパンジーでも避けられるものではありませんので、ご購入されたものもいずれは同じような状態になってしまうかと・・・。 パンジーという種類のスミレである限り、「有茎種はそういう性質なので」仕方がないのです・・・。 スミレの仲間の分類は無茎種と有茎種の二つに分けられます。無茎というのは葉柄や花柄が根元から直接伸びてくる、例えばタンポポの様な株の形、有茎というのはヒマワリの様に茎が伸びていきながら節から葉柄や花柄が生えてくる形。 パンジーは外国原産の有茎種のスミレが偶然異種交雑したものから見出されたものが更に改良され(その際に他の種類とも人工交配されています)た人の都合で性質を変えられた園芸植物。茎がまだ短いうちから早く花が咲く様にと性質も変えられています。本来の有茎種の正常な状態は、ある程度茎が伸びないと節が多く出来ないのでたくさんの花(花弁が付くのは解放花と呼びます)は咲けません。最近は花が小さく咲くパンジーの仲間がビオラと呼ばれて売られていますが(出現した特徴の違いで区別しているだけで遺伝子的に違いはない)そちらの方が本来の有茎種菫の姿に近くて茎も花柄もパンジーと比べれば長めで、伸びてきたら途中で切り詰めないとかなりだらしなくなってしまうので茎を切り脇枝を複数生やさせます。できれば早いうちから摘心を何度も繰り返してあげた方がこんもりと短めに多く枝分かれしてだらしなくならずに花も沢山咲かせられます。パンジーやビオラは綺麗に長く咲かせたいなら手間暇がかかる花なのです。 最近では花の大きさが小さめのパンジー、花が大きめのビオラというのも存在していて区別が難しく花が中輪のパンジーだと結構茎が長く伸びるものが目立つようになりました。 伸びてだらしなくなるのが嫌だけど手まめな手入れは無理な人にはクリーピングタイプの系統のビオラの方が向くと思います。這う性質を持つ茎で地面を這って広がっていきます。でも普通のお店ではあまり置いていなくて通販でしか扱っていないかも・・・。 また、花がある程度見栄えし株が整ったまま咲いて欲しいのなら他の種類のスミレを選んだ方が良いですよ。日本原産のスミレには無茎種の物も多いです。外国種のビオラ・ソロリアという種類だと無茎種ですから上に伸びず園芸品種が複数あり日向に植えられれば丈夫なので、種子が落ちて殖えすぎない様に注意できるなら条件に一番近いかも。ニオイスミレも有茎種ですが茎が地面を這う性質(ランナー)なのでだらしなくなりません。春時期だけ日当たりが良い場所なら他の時期は日陰でも大丈夫(元々広葉樹林の林床に生える種類なので)。 でも園芸化されていないスミレは開花時期の短いものが多いので開花時期を考えて複数の種類を集めたり、ニオイスミレの場合は早生や晩生の品種を組み合わせるなど長く開花を楽しみたいのなら工夫が必要となります。 パンジーやビオラは開花時期をできるだけ伸ばし花数を多くするために閉鎖花が付かない様に改良されています(本来は閉鎖花になる分も無理に開放花で咲く様に改良)。そのために花を多く咲かせるほど株に無理をさせることになりますので植え付け時には十分に肥えている土を用い開花中は追肥を与えたり、花が終わったものは実が膨らむ前に花の付け根から摘み取る必要があります。この作業を怠ると老化が早まりあまり咲きそろわないうちに株が弱ってしまう事もあるのでご注意ください。 パンジーやビオラは日本では梅雨や夏が苦手なために途中で枯れて事が多いので「日本では一年草扱い」されているのですが本来は多年草で北国なら同一株が何年も生き続けるものも。また「宿根ビオラ」という系統を選ぶと条件が良ければ本州などでも生き残り易い様です。
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- double_triode
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配慮すべきは,むしろアレロパシー(他感作用)かなと思います。植物が土中に放出する化学物質が,他の植物に作用を及ぼすことです。他の植物の利益になる場合も,枯れてしまう場合もあります。 リコリス(ヒガンバナ)にはアレロパシーがあります。キク科の生育を阻害するという記述は,ネット上に発見できます。しかし,スミレ科は・・・?
お礼
お答えありがとうございます。
お礼
とても詳しいお答えをありがとうございます。 今日さっそくパンジーを植木鉢に植えかえしました。 >ナツズイセンとスイセンが生えているそばにはスミレ数種も山野草各種も>生えずイネ科の雑草のみ。近くにランナーで殖えてくるニオイスミレが>>びっしりと群生し年々広がっているのにナツズイセン側へは広がりませ>>ん。なので個人的にはスミレの類もリコリスのアレロパシー作用に負けてしまうのではと思っています。 ナツズイセンもうちに植えてあるのです。 ナツズイセンも含めいろいろなリコリスや水仙を植えてあるところを今日あたらめてみたら、確かに雑草がほとんど生えていません。 水仙は順調に育っていて毎年花が咲きますが、水仙もヒガンバナの仲間なので、アレロパシー作用の影響は受けないのだと思います。 リコリスと水仙は同じ仲間なのでうまく共存しているように見えます。 パンジーを植えたらパンジーが枯れると思います。