日産はトヨタに追い付け・追い越せで70年代頃に追い越せそうなくらいの勢いがありました。
しかし,バブル崩壊前後に、ブルーバード,スカイライン,シルビア等の日産の代表車を新型に世代交代を行ったのですが,そのどれもが不評で売れなかくなりました。
バブル崩壊も併せて,一気に経営危機に陥ります。
その時期に,救世主として選ばれたのがルノーとカルロス・ゴーン氏でした。
カルロス氏は,社外から来たリーダーであり,しかも日本人と別なアイディアで改革を断行していきます。
結果,日産は調子を取り戻していきました。
しかし,カルロス氏の非情な迄の改革は内外で軋轢を生み出しました。
業界ではまことしやかに「カルロス体制前組」VS「カルロス体制後組」で内紛が絶えないとうわさされてました。
とまぁ,状況証拠を考えると「カルロス体制前組」の反乱として内部通報が行われた可能性は高そうです。
実際,70年代入社の西川廣人社長兼最高経営責任者(CEO)は記者会見で「内部通報を受けて社内調査を行った結果を検察に報告」と言っています。
まぁ,彼が名誉欲しさに自分の功績にしようとしてるかもしれませんが。
その辺は彼のみぞ知るところでしょうか。
因みに,内部通報の場合は絶対に通報者の身元を世間に晒さないのが暗黙のルールです。
もし,晒される事で不利益を被る事にもなれば,誰もそれを恐れてどんな不正を見ても通報しなくなっていきます。
内部通報するというだけでもかなりの勇気が必要です。
その上,通報して不利益を被るなら誰も見て見ぬふりをするようになります。
それを防ぐ意味合いが大きいのです。
更に日本では公益通報者保護法で守られていますしね。
今後暫くは,ルノー・日産・三菱の間で主導権争いに明け暮れる事でしょう。
その間に,トヨタやVWには水を開けられ,ヒュンダイや100社以上乱立している中国のベンチャーに追い抜かれるかもしれせんね。
更に,電気自動車やオート運転車などの未来型自動車にはGoogleやAmazonなどの業界外からの参集もありますし…。
早く決着付けないと,共倒れになりかねませんね。
お礼
回答ありがとうございます。