名画座って・・・
先日中央線沿線のある名画座(?)に行きました。
以前観たことのある作品で、楽しみにして行ったのに、
コマ飛び音飛び(?)など、とにかく映画全体が細切れ、という感じで、
とても楽しめるどころではありませんでした。
いちばん楽しみにしていたセリフの部分は(10秒くらいのやりとりですが)スッポリ抜けてしまっていました。
わたしは古い映画は殆ど国立近代美術館フィルム・センターで観ます。
(昨年はフィルムセンターで50本ほど旧い映画を観たでしょうか)
こういう名画座というのはあまり馴染みがないのですが、
以前、銀座から並木座がなくなったことなど、旧い名画を上映する映画館がなくなるのは残念に思っていました。
しかし、上映されるのがこのような状態の作品ばかりなら、
客が遠のいても致し方ないと思います。
山田洋次監督の『虹を掴む男』のセリフ・・・
「快適な座席。鮮明な画面。クリアーな音。
こういうのがあって(そういう裏方さんの努力があって)初めて映画は成り立つんだ!」
わたしは先日のような映画を商品として上映している人には、
映画への愛情などないように思います。
無論上のセリフのようなことは現実には不可能です。
しかしあのようなズタズタの映画を客に見せるという神経がわかりません。
DVDプレーヤーなら即修理です。
名画座になれないわたしですが、
そもそも名画座というのはこのような上映は避けられないのでしょうか?
だとすれば消えていくのも仕方のないことと思います。
お礼
回答有難うございました