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藤の移植時の根切り
- 藤の移植時に根を切ってはいけないという情報が多くありますが、実際に届いた藤の苗は根が10センチ程度に切られていました。
- このような状態で藤を植え付けると、生育にどのような影響が出るのでしょうか?
- また、藤の移植に関する他の注意点や方法についても知りたいです。
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こちらには何年苗なのかなど詳しくはわからないのですが太い根の本数からすると盆栽用向けにと生産者が掘った苗をそれと気が付かず仕入れたお店が特に何の記載も無く売ってしまったり、これは植物のネット通販に多いシステムなのですが注文は会社で受け商品は生産者から(使われる箱は通販会社が用意した物)直接送られてきているのでは?もしまだ同じものが購入した店で販売されているのならそのページに書かれている内容を全て読んで確認し、それでも疑問に思った事があればメールや電話ですぐに問い合わせてみるのが一番です。 もし販売時の説明に盆栽向きなど詳しい事が書かれていなかったのなら「自分は根切りされて送られてくるとは思っていなかったので、もし可能なら根が切られていない物と交換して欲しく、無理なら返品・返金をお願いしたい」旨聞いてみれば希望に応じてくれるかもしれません。私も長年通販を利用していますが生産者直送だと、届いてみたら注文の種類と違ったり状態が悪い物が混ざって届くことは何度もありました。こんな時は届いて間を置かずにすぐにメールで問い合わせればメール返信で丁寧なお返事をいただけ対処の提案をしてくださいますし、対応のとても良い所なら詳しくやり取りする為に会社から電話を下さったり、もしかするとラベルを取り違えて間違った品種を送ったかもしれないと生産者さんがわざわざ確認の電話をかけてきてくださった事も。「植物の専門店からの購入」であれば元の原因が購入者側にはない場合ならすんなりこちらの希望に応じてくれるところは多いです。会社や店の対応が良い所だとこちらが疑問に思った事を調べていただけるので、もし根が切られているのには何か理由があっての事ならその植物に詳しい担当者さん(植物のバイヤーさんだと専門知識のある人が多い)の方に話が伝わり後ほどメールなどでお返事いただけます。これが専門店以外からの通販の植物購入だと(総合通販会社や某協同組合の企画販売など)専門外で会社や店の方には植物に詳しい人はほとんど居ないので一応生産者には問い合わせてはくれるのですが、ミスを認めると信用を失ってその会社との付き合いに響くのか生産者の都合よく言いくるめられてしまい、結果苦情を受け取るだけで返品・返金や交換は無し。私の遭ったケースでは外国の新品種の予約販売だったのですが生産者も会社や店の人や購入者はその植物の品種についてはあまり知らないと思ってか(私はたまたまその植物が大好きで長年栽培しいるので見抜けた)その植物の性質ではあり得ない様な言い訳をしてきました。後でその品種の育種権利者のサイトから判明したのですが日本の生産者は品種名の訳を間違えているわその植物の品種で実生から育てた物は(海外から種子でしか輸入出来ない)花色を確認してから親株に選び栄養増殖すべきなのに色が違うままで販売していたなど知識に乏しく管理がいい加減な生産者で・・・。現在は花色の方は改善しましたがいまだに日本だけで間違った品種名のまま流通しています。 通販会社さん自体には責任は無く丁寧な応対だったので(その通販会社自体は20年以上利用)私はそれ以来専門の店以外で花などを買う事を避ける様になりました。 藤の盆栽では木を結構小さく仕立てる盆栽も有りますから盆栽や鉢植え目的だとどちらも苗は最初は小さめの鉢へ植え付ける為、苗は太い根を切って細かい根を多く出させるようにしておきます。そうしないと小さい鉢内で根がすぐに育ってしまい根回りしたり鉢内には納まりきれなくなって根が地面から浮きすぎてしまったり根詰まりし易いです。根の成長が早いともし迂闊に鉢を地面に置いてしまえば鉢底穴から地面に太い根が逃げて地面へ伸びだし地中にしっかりと根が張って気が付いた時には地中に伸びた根は太すぎてもう切れなくなるので鉢栽培は諦め鉢を割って取り除き土を盛ってその場での地面植え扱いに変更するしか・・・。もしその時に掘ったりで太い根を切ってしまうと地上部が結構育っていれば急激に弱り枯れてしまいますし(なので根を切るとなると太い枝も何本も切る事も。それでも必ず助かるとは言い切れず)・・・。もしかすると藤の移植で根を切ってはならないというのはまだ苗の物の事を言っているのでは無く、ある程度育っている株を仕方なく移植する場合ではないでしょうか。 元々藤は強健すぎる植物で根元から生えて地を這って伸びていく匍匐枝を短く切り離しても裏が土に触れて湿っていれば細い根が地面に伸び新たに芽が生えてくるくらい生命力は強く、太い根が切られて短くても今後の管理さえしっかり行っていれば育つのが最初の数年ゆっくりなだけで以降は大丈夫と思います。 我が家では敷地に先住者が地植えした後に放置の末、広範囲に四方に伸び回ってしまった何メートルもある匍匐枝の始末と、やはり植えた後に実が成らないからと放置された同じ様な性質を持つミツバアケビの匍匐枝が共に人知れず草の陰で伸びていって、今でもこちらが思いもしなかったところからも芽を毎年生やし除去し始めてもう20年は経つのに絶やすのには未だ苦労させられています。アケビは根が出ないうちに茎を切れば芽は出ませんが、藤だととりあえず枝が伸びすぎない様にと思って短く切るだけでは、それは挿し穂が置きっぱなしであるのと同じ事で完全に取り除いて処分しておかないとそれぞれから芽が出てきて小株が無数に殖えていくくらい増殖能力が凄いんです・・・。そんな植物ですから苗なら根が切れても簡単には枯れないとは思うのですが、今回送られてきた状態は育つうえで勢いが良すぎてしまわない様にとの「苗の時のわざとの太い根切り」なのかと。この場合生育の影響があると言うよりは目的別で根が切られている苗か否か、成長を抑えないか抑えるかの話なので、ゆっくり育っていってもそれが最終的には目的に関連付けられている事(特に盆栽だとこれが重要)なので「影響=悪い事」とは言えず・・・。藤の栽培の場合その育ちの早い遅いの感じ方も目的次第・ひとそれぞれなのですよね・・・。 苗の時に藤の根切りを行うか否かはその人が将来観賞したい形態次第と言う事で、もし質問者様が藤を地面植えにしたかったのであれば購入前にまずお店に問い合わせて送られてくるものの根の状態を確認してから判断し購入すべきでしたね・・・。藤棚や他の物に枝を絡ませて茂らせ枝垂れる多くの花を楽しみたかったのであれば根が切られていない掘ってそのままの苗が質問者様には都合良かったのでしょうが、おそらくまだ小さめの太い根が切り詰められた苗を使っても大丈夫で初期の栽培は鉢植えして管理した後に地面に定植するのならほぼ問題ないと思います。大なり小なりの鉢に植えての栽培が元々の目的であればすぐに容器一杯に根が伸びてしまい根詰まりしてしまうのをしばらくは避けるために根を切って根の育ちをわざと遅らせます。根の出方も太い根数本よりはその根を切った後に無数に生えてくる根の方が望ましいです。もし店の方の商品説明に何も書かれていないのなら、購入したのが成長した掘り株では無いのでしたら小さな苗を地面に直接植えてしまうより数年鉢栽培した後に地面植えした方が育ちは順調になり易いですし、それだと太い根が切られている苗であっても定植する頃にはもう勢いは強くなりはじめ、根の切られたまだ小さめの苗だと鉢植えにも地面植えのどちらにも使えるんです。もしかするとその為に根を切って送るのが今は生産者では当たり前となっているのかもしれません。もし将来は盆栽よりも大きい鉢に植えたい場合でも、私なら若い苗のうちに太い根を切って細い根をより多く出して伸ばしてあげた方が鉢内の根回り具合も細い根で分散できて容器植え向きに管理し易いと考えます。太い根が切られていないと鉢内での根回りが酷く成り易いので鉢増し期間が短く・頻度が多く成ってしまうでしょうから・・・。私は基本的に鉢栽培=本来の勢いを抑える為と考えていますので勢いの良すぎる種類なら苗の深めの根切りはあっておかしくないと思っています。 以上の事にご納得がいかないのであればお店に返品や交換していただいても良いと思うのですが、質問者様の目的が鉢栽培・地面植えのどちらであったとしても小さい苗の内は鉢栽培に成るでしょうから根の状態は今のでも構わないかと。直接地面に植えてしまうと場所によっては柱の根元付近の日当たりが悪いなどの不都合も多いです。鉢栽培目的であれば以降の植え替えで根を整理し希望する株の大きさに適した程度に育つ勢いを抑えていく、地面植えが目的なら鉢に支柱を刺してそれに木を支えさせて明るい環境で育て、地上部の木の高さが充分に育ち根がしっかり伸びて鉢底穴から見え始めたのが確認できて、定植しても日に当たるくらいになれば地面植えに移行し、植え付けた後に鉢の方の支柱を木をからめさせたい物の柱に沿わせて上手く木の枝を誘導し伸ばしていくので良いと思います。
お礼
bannzaiusagi さん 先ほどショップの植物担当の方とお話でき、必ず発芽しますと言われましたので、すぐに植えつけをしました。 とりあえず今後の生育状況を見ていきます。 ありがとうございました。
補足
bannzaiusagi さん、詳しくご回答くださりありがとうございます。 購入先は埼玉県の改○園さんです。 苗の用途などは特に記載は無く、「お届けは、素掘りの接木1年生苗で、高さ20~30cm。根が乾かないようにビニール袋に包み発送致します」とだけ書かれていました。 私は大きめの鉢植え栽培で、窓の上あたりで壁面仕立てにする予定です。 鉢は何年かかけて少しづつ大きくしていくつもりでしたが、ネットで藤の植えつけについて検索するとほとんどが根の処理について「藤は根を切ってしまうと花が咲かなくなったり 幹が腐ってしまう」のような記載がありますので、少し心配になりました。