※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:損失係数と位相遅れの考え方)
損失係数と位相遅れの考え方
このQ&Aのポイント
損失係数とは、振動減衰の指標の一つであり、応力に対する応答歪みの遅れ角を表します。
樹脂屋やゴム屋では、損失係数をレオメーターという測定器で測定し、応答歪みの遅れ角を説明します。
一方、機械屋では、応力に対する歪みの遅れは共振周波数を境に低周波数側では90度以下であり、高周波数側では90度以上であると考えます。
振動減衰の指標の一つである損失係数ですが、樹脂屋、ゴム屋は以下URLのように、応力に対する応答歪みの遅れ角のtangentとして説明し、この原理で測定するレオメーターと言われる測定器が存在します。
bunken.rtri.or.jp/doc/fileDown.jsp?RairacID=0004005877
一方機械屋の振動工学の基礎知識として、応力に対する歪みの遅れは共振周波数を境に低周波数側は90度以下であり、低周波数ほどゼロに漸近し、共振周波数を境に高周波数側は90度以上であり高周波数ほど180度に漸近するというものがあります(以下URL図8)。
http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/c_support/newreport/dampingfactor/dampingfactor_2.htm
したがってレオメーターでの測定法では共振周波数と入力周波数の関係によってどうにでも数値は変わってしまい意味をなさないと思うのですが、どのように考えれば良いかご教授ください。
お礼
ご指摘の通り減衰比と比例関係にあります。したがって小野測器の資料の1自由度振動モデルで質量M部にPsinωtの加振力を加えた同じモデルでtanδも減衰比も論じることができるということになります。そもそも、この資料ではtanδと損失係数は同じものとして扱っています。形状、拘束条件、材質が決まれば共振周波数は決まりますので、やはり共振周波数との位置関係によってtanδの値が異なるというのが、振動工学の考え方と思えるので、レオメーターでの測定値を材料の普遍値として扱うことが、しっくりきません。明日、測定器メーカーに問い合わせてみようと思います。ありがとうございました。
補足
ありがとうございます。ゴムの特性測定値(tanδ)は振動ではないのですか。初歩的な質問ですみません。回答(2)様のご回答に答が潜んでいる気がします。