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BT30とBT40の違いとは?
- BT30とBT40は工作機械でよく使用される規格です。BTとは工具ホルダーの規格を表し、数値はシャンク径を示しています。BT30はシャンク径が30mm、BT40はシャンク径が40mmです。
- BT30は主に小型の工作機械や高速加工に使用されます。シャンク径が小さいため、軽量で回転精度が高く、高速移動に適しています。一方、BT40は大型の工作機械や重切削に使用されます。シャンク径が大きいため、剛性が高く、高い切削力に対応できます。
- 工作機械の選択は、加工する材料や加工内容によって異なります。BT30は小型軽量で高速加工が必要な場合に適しており、BT40は大型重切削が必要な場合に適しています。適切な規格を選ぶことで、効率的な加工が可能となります。
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様子眺めしていましたが... 質問者さんへ (1)(2)(4)氏の回答で理解に努めてください。 (3)氏は(2)氏と同じURLを貼っているのをお気づきか? (有名な資料ですので、内容はとても勉強になります) (5)氏の回答も? >ベアリング外径の違いによって最高回転数が違います 機械を設計するうえで、狙いの加工形態に適した最高回転速度 を決めて、それに応じて主軸ベアリングを選定するので、話が逆。 →最高回転速度によってベアリングのサイズが異なります。 一般的に最高回転速度が高いほど、ベアリングの内径が小さく なり、必然的に主軸に装着するホルダのサイズも小さくなります。 上記回答において 旧)狙いの加工形態に適した最高回転速度を決めて... 新)狙いの加工形態に適した最高回転速度や加減速の加速度を決めて... に訂正します。 F〇NUCのロボドリルは、タップ加工時の主軸の加速度を重視して、 低イナーシャの細い主軸と軽いツールホルダが必要であることから、 BT30を採用しています。
> よくBT30とかBT40とか聞きますが、何がどの様に違うのでしょうか? ベアリング外径の違いによって最高回転数が違います 剛性はBIGプラスにすればよいかと
BT30とBT40の違いは前出の回答者さんの通りです。 回答 1)さんがJIS規格を紹介されているが JIS規格になったのは比較的最近の事 昔は MAS規格(MAS-403)で決められていた 元々はフライスなどで国際的に使われていたNTテーパーを ATC(自動工具交換装置)用に改良されたものです。 NTテーパーはナショナルテーパーの意味でBTテーパーと角度は同じ 他にも DIN・ISO・ANSI 規格はあるがやはり角度は同じ キャタピラー社は独自のCAT規格をもっているが、やはり角度は同じです。 BTはプルスタッドボルトを使って主軸に固定されるが NTは通常ドローボルトで固定される(例外もある) 実際、ドローバーのネジを合せればNTテーパーの機械にBTのツールが使えます。 ついでに 数字が大きくなればツールはサイズアップするのだが 機械の剛性(切削力)は別の次元の話となる 主軸単体で見ても、確かに数字に比例して大きくはなるが 必ずしも同一比率ではないので注意が必要 主軸剛性はベアリングの種類とサイズ そして組み合わせや個数が重要です 特にBT50はベアリング内径(主軸径)がφ80~φ110など目的に合わせて 設計されるので気をつけたい 機械の進歩と共に新しい HSK などの規格も最近は増えていますし 大昭和みたいにツールメーカーも独自のアレンジをしたツールもあります。 内容が先に紹介されたURLとほぼ同じでしたね。ゴメンナサイ ツール関係は30年近く前から関わってきたのだが DINとの確執などは興味深く読まして頂きました。 本来の質問とは直接関係ないが、ベアリングのお話が出たのでおまけとして 同一の構成で組まれた主軸でも潤滑方式で最高回転数は大きく違う 大雑把に言うと グリス潤滑→オイル潤滑→ミスト潤滑→マイクロフォグ潤滑 上記の順で高速回転が可能となる 剛性面では軸径(大)の方が剛性がありそうだが 使用されるベアリングのタイプが小径玉の場合が多く 単純に軸径だけでも判断は出来ない BT40でもツールのクランプ力が大きくそこらのBT50に負けない主軸もある。 昔、某メーカーで BT40 10.000rpm仕様より 15.000rpm仕様の方が良く削れる・・・なんて例も 単純に構成や構造が同じでも 部品精度・組立て精度も重要で 個人的には組み立て後のバランスが非常に重要と考る。
> よくBT30とかBT40とか聞きますが、何がどの様に違うのでしょうか? サイズに伴う剛性です。 URLの特に、9~15/35を確認してください。 また、似たような物にモールステーパー(MT)シャンク等があります。 zaumaku さん、 指摘ありがとうございました。 URLが重複していて、失礼でした。
現物を見て触っていることを前提として 数字が増すほどズッシリ重い。 サイズのあらましは http://www.jsa.or.jp/stdz/edu/pdf/b2/2_13.pdf P.14 ツールシャンクの呼び番号と基準寸法 重さ = 体積 = π×半径の2乗×長さ 基準寸法はテーパ口元の径、大雑把に長さも基準寸法に比例すると、 結局重さは基準寸法の比の3乗に比例することになる。 次に強さの話。 材料力学の基本で、丸棒の強さを計算するための式 曲げ応力・強さ: 断面係数 :π×d^3/32 変形量 : 断面2次モーメント:π×d^4/64 強さは径の3乗に比例し、変形量は径の4乗に反比例する。 重さも3乗に比例するので強さの関係と一緒。それをまとめると 基準寸法 寸法比 重さ・強さ 変形量 BT30 31.75 1 1 1 BT40 44.45 1.4 2.744 0.260 BT50 57.15 2.2 10.64 0.0427 重い分だけ強い。同じ工具・切削条件でも変形しにくい、切削負荷に耐えることが一目瞭然だと思います。 この資料、P.12にマシニングセンタ主軸周囲の構造概略図があり、BT という名の由来(P.14 Basic for numerically controlled machine tools)、全体としては基準を統一することの意義について書いているので、他も読んでみてください。 モールステーパー(MT)シャンク 機械本体側では今では大型ボール盤のみに使われるだけ。 工具ではハイスドリルのφ13以上のシャンクでは標準的だが、それを使うときだけBT**のミーリングチャックに専用コレットを介して取付ける。 超硬ドリルではストレートの方が多いし、緩やかに衰退する規格。
次のURLに示すJIS検索サイトから、JIS B 6340を検索して、内容をご確認 下さい。 http://www.jisc.go.jp/app/JPS/JPSO0020.html フライス盤、マシニングセンタなどに使われる主軸端のテーパ形状が規定 されています。 BT30、BT40、BT50などが広く普及しています。テーパーは共通で、7/24です。 数字が大きいほど、寸法が大きくなります。具体的には、JISの規定をご覧 下さい。 なお、上記JISの主軸端には、JIS B 6339に規定されているツールシャンクが 適合することになっていますから、併せて、JIS検索サイトから内容をご確認 下さい。