- ベストアンサー
コイルバネについて
- 圧縮コイルバネ(SWP製)を同じサイズ、機能を持つのSUSのバネに置き換えることを考えています。
- しかし、同サイズのSUSのバネを見つけたのはいいのですが、ばね定数がかなり小さいものしか見つかりませんでした。
- 一般的にバネ定数が小さいのが普通なんでしょうか? 技術的にSWPくらいのバネ性を持たせるのが難しいのでしょうか?
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
- ベストアンサー
> 同サイズのSUSのバネを見つけたのはいいのですが、ばね定数がかなり小さいものしか > 見つかりませんでした。一般的にバネ定数が小さいのが普通なんでしょうか? > 技術的にSWPくらいのバネ性を持たせるのが難しいのでしょうか? の記述ですが、 “ばね定数がかなり小さい”とは、どれ位でしょうか?(何割小さいのでしょうか?) “SWPくらいのバネ性を持たせる”とは、具体的には? URLでも記述されていますが、ばね定数(k)の計算式は、k=(G×d^4)/(8×n×D^3) G;横弾性係数[N/mm^2]、d;線径[mm]、n;有効巻数、D;コイル中心径 の計算式なので、あまり差がでません。 ばね鋼鋼材、硬鋼線、ピアノ線、オイルテンパー線;7.85×10^4[N/mm^2] ばね用ステンレスのSUS304、SUS316;6.85×10^4[N/mm^2]で、SUS631J1;7.35×10^4[N/mm^2] なので。 ばねたわみとばね定数は異なりますので、ばねたわみの量がかなり小さいで、 SWPくらいのバネ性を持たせるは、ばねたわみの量をSWP位にする なのではないでしょうか? 縦弾性係数(ヤング率)にて代用で例えますと、 a)SS41もピアノ線も、縦弾性係数(ヤング率)は略同じです これは、応力-ひずみ線図の比例限度(弾性限度)までの傾斜の傾きは略同じ b)SS41に比べてピアノ線は、よくたわみます これは、応力-ひずみ線図の比例限度(弾性限度)までの傾斜の傾きは略同じですが、 比例限度(弾性限度)が、ピアノ線の方が情報に位置し、たわみの量も応力の大きさも 大きいとなる c)ステンレス鋼のSUS304やSUS316は防錆効果を維持し硬度を上げるために、加工硬化を 用いてばね鋼用とします ですが、硬度がピアノ線位に上がらないので、たわみ量もかなり小さくなります 硬度と引張強さ(応力)は、ある範囲では比例関係にあるので、硬度が上がる=引張強さ (応力)が上がるとなり、引張強さ(応力)が上がると=たわみ量が大きくなるとなります その硬度が、ピアノ線程ステンレスばね鋼は上がらないので、たわみ量がかなり小さい となります 参考に、 http://jikosoft.com/cae/engineering/strmat08.html と http://jikosoft.com/cae/engineering/strmat09.html 紹介しておきます。
その他の回答 (1)
http://www.3s-showa.com/pdf/P1.pdf 横弾性係数:G(10^3N/mm2) 許容ねじり応力 ピアノ線 78 94 SWPA ステンレス 69 60 SUS WPA 横弾性係数の低さは線径が4乗で効くから僅か太くすればよいが、その分だけねじり応力が増え、許容ねじり応力の低さがカバー出来なくなる。 ステンレスにアノ線並は期待出来ないです。
お礼
ありがとうございました。
お礼
丁寧に回答いただき、理解することができました。ありがとうございました。