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金属材料成分中の砒素について
- 建築用の高強度アンカーボルトを中国メーカーから仕入れ、成分分析を行った結果、砒素が検出されました。
- 中国の再生材には時々砒素が含まれていることがありますが、鋼材の成分中に不純物で砒素が含まれることには注意が必要です。
- 砒素を含む材料は規制や技術的な問題点を引き起こす可能性があり、販売先や購入者の判断が重要となります。
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ヒ素は鉱物中にほぼ必ず含まれ、製品でもゼロは有り得ず、そう表示されるなら検出限界が高いだけ。 鉄鋼スクラップについて http://www.meti.go.jp/policy/recycle/main/data/research/pdf/model15-4_1.pdf 0.03%で熱間加工性に悪影響。0.025%で冷間加工性や焼戻し脆性に悪影響 (スクラップとしては)実態がよくわかっていない これを嫌う耐熱鋼の特許てもこの程度の表記。 http://www.patentjp.com/13/L/L100027/DA10125.html 砒素:0.01%以下 鋼よりも純度が問題になる電気銅では http://www.hitachi-cable.co.jp/catalog/h-001/pdf/t01_2011.pdf 規格 As0.003%以下 分析例 0.0003% 鉄鋼については規格に無いから、RoHS指令を見るが(非化合物)ヒ素は未実施。 公布されていない『スーパーRoHS』で http://www.sangyobunseki.co.jp/left01_rohs.html JIG(Joint Industry Guide)調査リスト ヒ素 1000ppm 未公布の『スーパーRoHS』で ヒ素 100ppm どうするか。。。冒頭の悪影響があるとする0.03%が判断材料となるように思います。 モラル。。。逆に少し違和感があります。セシウム8千ベクレルの意味は知らずとも、○千と聞くだけでいかにも危なそうだと宣った自治体首長と同じく。。。。 鉄鋼成分の表記は 質量% = mass% なので0.0711%は多い目ではある。 >蛍光X線分析 ヒ素については規格に無いから他の(本来の)分析方法も決まっていないみたいです。この判断は難しいでしょうね。。。 使えるか否か >建築用の高強度アンカーボルト 強度もシッカリ測らねばならない。 しかし高強度と言われると<熱間加工性、冷間加工性>のどちらにしろ問題が出てくるように思います。
お礼
丁寧に回答頂きありがとうございました。 大変良く分かりました。鉄鋼については特に規格は無いのですね。 そうすると、おっしゃる通り冒頭の鉄鋼スクラップについての記述にある 0.03%が判断材料にするのが良いように思われます。 不純物については蛍光X線分析の結果なので数値は正確では無いのですが 砒素の量が0.0711mass%と記載されていました。 不勉強でmass%という単位がどうゆうものか分からないのですが、 単純に0.03%と比較してよいのでしょうか・・。