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C3601のBS材について
- C3601のBS材にめっきをしている際に、90°に曲げたら素材表面に亀裂(割れる)が入るものと入らないものがあります。
- C3601の素材は展延性がありますが、90°に曲げて亀裂が生じないことを保証できるのでしょうか?
- C3601の素材でφ約0.5 L寸13のピンを作成する際に、亀裂が生じないような加工方法や注意点はあるのでしょうか?
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90°曲げ部の断面の減少率(加工率)に注目ください。黄銅は加工硬化し易い ので,加工率が高いと割れが生じます。添付のURLを参照ください。 加工率が大きい場合は銅の再結晶温度(200~250°)位の高温で加工すると 応力が緩和するので,割れないと思います。
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C36xxは成分として鉛が入っていますので(C3xxxは銅-亜鉛-鉛合金)、 曲げ伸ばしは不定要素が大きいと思います. 鉛というのは、ちぎれ易い性格があります. また、ニッケルは粘りが強く硬いせいか、 無理が掛かると変な風に剥げますし、 しわが入ったりもし易いのではないかと思います.
お礼
ありがとうございました。 C36系統で90°に曲げて使用する仕様自体が問題なんですね。 素材の変更や曲げ加工を含め、再検討をお願いしてみます。
メッキはあくまで二次的な要素で,曲げ加工時にクラックが発生しているか 残留応力が残っていることが主原因であると考えます。回答(2)に添付の 資料から,加工による減面率が30%程度で硬度は3倍程度になり,伸びは 1/3~1/4になります。つまり脆化して割れ易くなるということがわかり ます。これを防ぐには曲げの工程を段階分けして実施するとか,加工途中で 熱処理を行なって応力緩和するなどの方法があります。熱処理時間は処理す る材料の大きさによって異なりますが,1~10時間くらいでしょうか。提示の ような小さな材料なら30分程度でも可能かもしれません。
お礼
わかりやすい説明本当にありがとうございました。 めっきをしている商品なので、サンプルをいくつかにわけ熱処理や段階的に曲げていくなど対応してみます。 本当にありがとうございました。
回答(2)に追記します。加熱により応力緩和することは可能だと思います が,加工で一度発生した亀裂は除去できません。後処理のみでの対応は 余り期待できないように思います。またメッキが変色する可能性もあり ます。
お礼
早速の回答ありがとうござます。 後処理で対応するだけでは、問題の解決には至らないということですね。 この応力ですが、切削時の熱などによって発生しているのですか? めっきの工程などで発生するのでしょうか? 知ろうとな質問ばかりで申し訳ございません。
補足
すみません。誤字がありました。 素人な質問で申し訳ございません。 追加で教えていただければ幸いですが、200℃から250℃の後処理は何分間ぐらい行えばよろしいのでしょうか?
たぶんニッケルめっき後に曲げているのだと思いますが、めっきの厚さによって亀裂がはいる事があります。 めっき厚をうすくすると亀裂が入らないようになります。 自分で確認してください。
補足
回答ありがとうございます。 おっしゃる通り、めっき後に曲げると割れが発生しています。 素材の状態では割れることはないのでしょうか?
補足
回答ありがとうございます。 めっき後に熱処理を行っても応力を緩和することは可能なのでしょうか?