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アルミ電解コンデンサの破裂(開弁)に至る条件
- アルミ電解コンデンサが破裂(開弁)に至る条件は、定格以上の電圧をかけたり、逆電圧をかけたりすることです。
- その他の開弁の条件については、明確な情報は提供されていません。
- 寿命が近いアルミ電解コンデンサは開弁に至りやすい可能性があります。また、ドライアップが進行するにつれ、適切な使用環境温度は低くなってくる可能性があります。
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すでに回答出てますが、スイッチングタイプのDC/DCコンバーターの 2次側など、直流回路の平滑用であってもリップルが大きければ発熱の 原因となり、圧力弁が開くことがあります。 ご存知とは思いますがしくみはこんな感じです。 内部温度上昇 → 電解液が蒸発 → 内部圧力が上昇 → 弁開く 内部温度上昇は コンデンサーに流れる電流^2 × コンデンサーのインピーダンス によって消費される電力によります。 周囲温度が高ければ、電解液が蒸発する温度までのマージンが少なく 内部温度上昇を抑える(コンデンサーで消費する電力を抑える)必要が あります。 しかし、寿命が近くなると、容量低下 → コンデンサーのインピーダンスが低下 → 消費電力低下 で内部温度上昇は低くなり弁は開きにくく なると思うので、他のことも考えてみてはどうでしょうか? 例えば、 ・並列に入れている別のコンデンサーが先にドライアップし 当該のコンデンサーにリップルが集中した... ・実は設置後の比較的初期段階で弁は開いていた... ・ドライアップに伴ってリップルが大きくなり、保護回路が働いて ON/OFFを繰り返していた... など なお、同じ容量でも外形寸法(容積)が大きいほうが内部温度上昇に よる圧力弁動作には有利だそうでう。
90℃は厳しい! 自動車用などという120℃や150℃品を使いたい温度ですね 開弁しなくても、残っている電解液がリードの付け根から漏れ出したりする危険性もあります 大きく言えば過電圧の中に含まれますが、平滑用の場合、DC電圧+リプル電圧の和が定格電圧を超えてパンクすることもありえます またリプルが大きすぎると発熱の原因になります データシートにも明記されている項目なんですが、以前見落としてトラブっているのを見かけたことがあるので…
ご存じとは思いますが、もちろん交流回路に 使用してはいけません。逆耐圧になることで 温度上昇が起こり、電解液が蒸発して内部の 圧力上昇から圧力弁が動作状態になります。 巨大なリップル電流もしかりです。 アルミニウム電解コンデンサの使用上の 注意事項につきましては、EIAJ RCR-2367B 2002年3月発行「電子機器用固定アルミニウム電 解コンデンサの使用上の注意事項ガイドライン」 に載っているとのこと。 上記内容は、下記のページに載っています。 また、各社のサイトにも同等のものがあったと 記憶しています。
お礼
ご回答、ありがとうございます。 説明書、参考にさせて頂きます。 問題のコンデンサは平滑用に使用しており、一応、直流です。