- ベストアンサー
Tgとビカット軟化点の違い
- Tg(ガラス転移点温度)とビカット軟化点温度の違いについて教えてください。
- Tgとビカット軟化点は異なる概念であり、それぞれの温度は異なります。
- 通常、Tgはビカット軟化点よりも高い温度であり、物質の硬さや脆さに影響を与えます。
- みんなの回答 (4)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
- ベストアンサー
違います。 両者の定義はWEB検索で入手可能と思われますので、まずはご自身で調査の上で、ご不明な点をご質問下さい。 Tgに関しては結晶性、非結晶性によって大きく違いますし、樹脂の種類によっても異なるのでビカット軟化点と比べてどちらが高いとはいい難いと思います。
その他の回答 (3)
Micさんが答えている通り、Tgに関しては結晶性、非結晶性によって大きく違います。 また、ビカット軟化点というのは、樹脂が熱によって変形し始める温度を知るための値です。通常、荷重たわみ温度(試験片に荷重をかけて、熱を加えて行くと、だんだんやわらかくなって、最後にたわんでくると試験片がセンサーに触れて、そのときの温度を測るという仕組み)と同じ方法で測定しますが、あまりにやわらかい材料なんかは荷重の小さいビカット軟化点の測定規格でおこないます。逆に硬いような材料は荷重たわみ温度の測定規格で重たい錘を使って測定します。
Micさんが答えている通り、Tgに関しては結晶性、非結晶性によって大きく違います。 また、ビカット軟化点というのは、樹脂が熱によって変形し始める温度を知るための値です。通常、荷重たわみ温度(試験片に荷重をかけて、熱を加えて行くと、だんだんやわらかくなって、最後にたわんでくると試験片がセンサーに触れて、そのときの温度を測るという仕組み)と同じ方法で測定しますが、あまりにやわらかい材料なんかは荷重の小さいビカット軟化点の測定規格でおこないます。逆に硬いような材料は荷重たわみ温度の測定規格で重たい錘を使って測定します。
Tg温度とは、ポリマーがガラス状態からゴム状態に転位する温度、理論的に弾性率がゼロになるはずだが、結晶性ポリマーは結晶構造が剛性を示す。 無定形ポリマーはTgが使用温度の上限であるが、結晶性ポリマーの使用限界温度はTgより遥か高温のTm(融点)となる。 Tgはポリマーの物理定数であるが、分子量により変動し、吸水や可塑剤で低下する。樹脂組成物の材料力学的耐熱性を的確に表すため、荷重たわみ温度やボールプレッシャー温度やビーカット軟化温度の試験法が工夫され、実使用にあわせて最適のものを採用する。