- 締切済み
ステンレス製品の禁油処理について
Q:ステンレス製品(容器、バルブ、配管等)の禁油処理について →製品が油分を嫌うため、ステンレス製品の禁油処理を考えていますが 禁油処理とは具体的にどのような処理を行うのですか。一般的な処理法方 知りたいのですが。 また基準はあるのですか? 一般的に酸洗とは異なるのですか?
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
みんなの回答
指摘の事項に対しては純水による超音波洗浄が効果的です 禁油処理のレベルに合わせて純水のレベル・超音波のレベル(あるいはシステムのレベル)を検討して対応しています
要求はユーザーからですか? こいさんは洗浄屋さんですか? であればバルブメーカーやエンジニアリングメーカー等からの要求ですか? 業界は半導体?サニタリーですか? 大雑把に言えば脱脂洗浄処理のことですが、基準は求められる業界、用途によって、また使用する場所やオーダーする人によってもまちまちでしょうから、禁油処理を要求しているユーザー(?)にどの程度を求めているのかダイレクトに聞いてしまうのが一番早くて確実ではないでしょうか? 業界によっても解釈や慣習が微妙に違ったりしますので・・・ 因みに、サニタリー業界(食品・医製薬など)では、その機器や配管を使用する場所の清浄度合いによって要求される仕上げが違ったりします。 一次側(設備や工場の上流側=原料に近い方)と二次側(設備や工場の下流側=製品として仕上がってくる方)では二次側の方がより清浄性(きれいさ)が求められるので、最終工程の付近では「禁油」は当たり前の世界で す。 「酸洗い」もある意味、結果的に禁油処理したことになってしまいますが、カテゴリーが違うと思うので、混同しないほうが良いです。 「禁油」→油分を嫌うところに設備する機器や配管用に、予め脱脂洗浄仕上げしてあるのを前提にするため、これを指定します。 「酸洗い」・「バフ研磨」・「電解研磨」→全て金属表面の仕上げを表しています。防錆、防汚染、耐食、美観等どちらかというと設備後の機能性を持たせる目的での仕上げ処理を意味する場合が多いです。 一例ですが... サニタリーの用途で配管径25Aのダイヤフラム弁を薬液タンクの一次側に使用すると仮定すると、その仕様は→「接液部材質 SUS304」・「禁油」・「内外面バフ#320仕上」等と指定されます。 くれぐれも「『禁油処理』と指定してあったので、オーダーされたSUS配管は全部酸洗いしておきました」と言って製薬会社の最終工程用に納入して返品の憂き目にあうなんてことのないように、事前に確認して下さいね。
お礼
でんちゅうさん 回答ありがとうございました。 私は半導体原料メーカで、新ラインを設計してます。 従って前記質問のような製品を購入する立場にあります。 弊社にとっての製品である「半導体中間体」が、油分を 嫌うため「禁油処理」を指定して購入を考えてますが 経験、勉強不足で「禁油処理」とは何ぞやと疑問に思い 質問しました。 重ねてありがとうございました。