- 締切済み
クロムメッキの膨れの原因と対策
- アルミ素材に施されたニッケルメッキ+クロムメッキの製品で、屋外設置後に膨れが発生。
- 通常のメッキ条件では屋外暴露にも長期間耐えられるはず。
- 膨れの主な原因は設置環境や製造工程の問題が考えられる。
- みんなの回答 (4)
- 専門家の回答
みんなの回答
(原因) ?wa7t-nksjさんの答え ?クロムめっきとニッケルめっき境界のふくれ →クロムめっきが0.1μmと薄いため、ピット(またはピンホール…微小な穴)が影響しているのでは? できれば、断面を観察してください。その結果次第で、対策が異なります。 (答えじゃないですが・・・) ニッケルめっきを厚くすることや、ダブルニッケルおよびトリニッケルは耐久性を高めるのに良い方法ですが、下地までの腐食到達時間を延ばすだけですので5~6年というのは少々厳しいと思います。 原因が?なら、10μmで半年=5年→100μmつけないといけないわけですので・・・ ですので、wa7t-nksjさんがおっしゃるように下地を平滑処理することや、クロムめっきを改善する方法が良いと思います。 クロムめっきでは、ピットが開いていることが多く、その数により耐食性が決定されると言っても過言ではないです。 御社サンプルのめっき直後にSEMなどで表面観察してみてください。 サプライヤーでは、どこでもピット防止剤を出していますのでビーカーワークで試験してみてはいかがでしょうか。 また、ニッケルではなくクロムを厚くつけた方が耐食性に有効です。 クロムめっきのピットが減少するからです。 コストや時間がかかりますが orz では、参考までに ちょっと勘違いです。 原因が?なら、ピットが原因なので100μmもいらないですね(^^;) 失礼しました。
具体的には検証しないとよくわかりません。 参考までに オートバイの部品では30μm程度です。 車のアルミホイールは最低20μmぐらいです。 いずれもニッケルの下地に銅めっきを行っています。 銅ーニッケルークロムですね。 あと、耐食性は下地にも影響しますよ。 面祖度が良いほど耐食性は良いです。 バフ研磨で耐食性あがります。
お礼
いろいろと有難うございます。 本当に助かりました。 御意見を参考にさせていただき、よく検証してみます。
不具合部解析ではClはよく出てきますね。 塩素はめっき前処理から、めっき液、水道水などあらゆるところに入っています。それらが要因だとすれば、めっき後の洗浄を改善(純水+超音波)などをすれば改善出来ると思います。 またSはニッケルの光沢剤成分であり、余り気にする事はないと思います。 あまりにも他の部分よりもリッチなら検討する必要ありですが・・
お礼
本当にすばやい回答を有難うございます。 何も知らないもので、大変参考になりました。 このニッケル+クロムといった仕様の場合、外部で使用する時、使用環境にもよると思いますが、5~6年もたせたい場合はどの程度の膜厚をつければ期待できるものなのでしょうか。
下地ニッケルめっきのピンホールからアルミの錆が進行し、ニッケルめっきがふくれた物と思います。 改善策としてはニッケルめっきを厚くする。 ニッケルめっきをダブルニッケルにするなどの方法があります。
お礼
早速の回答を有難うございます。 取りあえず、暫定処置としてニッケルメッキを厚くすることを考えてみます。 不具合部品を解析した結果、不具合部からS・Clが検出されました。 これは、メッキ工程に何か問題があるのでしょうか。
お礼
回答を有難うございます。 丁度、SEMで検査をするために試験場へ出しているところです。 それを確認して今後の対策を行いたいと思います。 しかしながら、本当にメッキは複雑ですね。 またよろしくお願い致します。