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真鍮メッキの変色について知りたい
- 真鍮メッキの品物が点状あるいはムラ状に変色する問題について教えてください。
- 変色を減らすために考えられる方法について教えてください。
- ニッケル35ミクロン程度のメッキについてもご教授いただけると助かります。
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1.素材が荒らしてあるので、35μでは、Ni鍍金が均一に乗っていないため素材の影響を受けます。 2.真鍮鍍金はZn、Cuの合金めっきのため、乾燥を十分してもクリアー塗装との相性が悪いと、Znの黒いシミが発生すると思われます。
変色は直ぐに起こるのですか? 鉄の腐食というよりむしろ、ショットで面粗度が高くなっているためにラッカーが均一にのっていないのではないでしょうか?その結果真鍮めっき皮膜が変色しているのでないでしょうか? ラッカーの方法を改善するか、クロメート等の処理も検討したほうが良いと思いますよ。
お礼
早速のご回答ありがとうございました。 メッキ直後は一見わかりませんが ティッシュペーパーなどで遮光して 表面を見ると変色しているのがわかります。 やはり点状・ムラ状です。 ラッカームラは考えられないと思いますが ラッカーあるいは塗布方法が原因による腐食・変色の進行があるようにも思います。 1日程度で目視で確認できる程度の変色になります。
基本的にめっきのピットをなくすには膜厚を増やすしかないと思います。 ただ、ピット防止剤を添加するのも効果的ではあるでしょうが、こういった手段はすでに実施されていると思います。 変色の原因は、ピットを通した鉄の腐食かと思われますが、ニッケルが単層なのじゃないでしょうか? 半光沢と光沢のニッケルめっきを組み合わす、さらにトリニッケルを追加するという手段が考えられます。 洗浄に関しては、多段向流水洗になっているでしょうか?そして最終水洗の電気伝導度が10μS以下に管理されているでしょうか? 最後にちょっと疑問なのですが、素材をショットしてあるのに、寸法的な問題でニッケルめっきが35μmというのが解せません。ショットでの寸法精度がめっきの厚み並みに出るのでしょうか?この点さえなければ、めっき厚を15μm程度にするだけで、問題はずっと減ると思えます。
お礼
早速のご回答ありがとうございました。 ピット防止剤については確認してみたいと思います。 言われるように私もメッキの厚付けで解消すると思っています。 本製品は特に高精度品ではありません。 しかし先端部(高電流密度部)が厚く(丸く) メッキがついてしまうとNGであるため 平均で35ミクロンでメッキの指示を出しています。 WニッケルやEL-Niですと光沢・コストの問題でうまくありません。 この不具合については私も相反する条件であることは十分理解しているのですが、 何か良案がないかと苦慮しているところです。 補足ですが本製品はガラメッキでの加工です。
お礼
ご回答ありがとうございます。 ラッカーは取り扱いが容易な水溶性のものを使用しています。 真鍮でも使えるものです。(カタログ上は) 黒変してしまうのは初めて聞きました。 勉強になります。調べてみたいと思います。 いずれにしても、素材の荒れ方に対してメッキの厚さが薄いことが 一番の要因のようですね。 ブラスト処理を再考してみたいと思っています。 皆様ありがとうございました。 今後とも何かアドバイス頂けるようでしたら お願いいたします。