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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:鉄の低温脆性について教えてください。)
鉄の低温脆性について教えてください
このQ&Aのポイント
- 鉄の低温脆性について詳しく教えていただけますか?
- 低温(-80℃程度)から常温(20℃程度)に戻した鉄の材質はどのように変化するのでしょうか?
- 鉄は低温で脆くなりますが、常温に戻すと脆い状態のままなのでしょうか?
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noname#230359
回答No.2
低温脆性についての説明を見つけましたので、ご参考になるか判りませんが下記のURLの内容ご一読頂ければ幸いです。
noname#230359
回答No.1
鉄鋼材料には、延性-脆性 遷移温度というのがありまして、この遷移温度が室温より高いということは、その鉄鋼材料は室温で延性が低い(脆い)側にあるということです。これを温度を上げていくと、50℃だか100℃だかで延性が高い(粘い)側に移行します。その温度では粘いわけですが、室温に戻すと、また脆い側に戻ります。これば可逆的です。という説明で、ご質問の回答にもなるかと思います。 温度によって段々と粘くなったり脆くなったりするのではなく、数十度の範囲で結構急に変化するので注意が必要です。 遷移温度を下げて室温以下にすれば室温では粘い側になりますが、更に温度を下げて0℃以下になると脆くなるので、遷移温度は少なくとも室温以下、できれるだけ0℃以下にする必要があります。もっと下げられればいいけど、それは普通鋼でなく特殊鋼の領域ですが。 遷移温度を下げるには、鋼中の不純物量を下げるとか結晶粒を細かくするとかが有効です。逆にこれを怠ると、室温でも脆い鋼となってしまいます。 なお、いったん脆くなると脆いままではないか、というのは、熱処理(焼入れ焼戻し)の焼戻し温度の不適切による「焼戻し脆性」との混同だと思います。
お礼
大変丁寧なご回答で参考になりました。ありがとうございました。