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環境と人体に優しいプラスチックの離型剤の脱脂方法
- プラスチックの離型剤の脱脂方法には環境や人体に優しいものがあります。
- 環境に優しい離型剤は、水や天然の成分を使ったものがあります。
- また、人体に優しい脱脂方法として、化学薬品を使用しない方法があります。
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離型剤の脱脂についてですが、一般的にはホワイトガソリン・IPA等を使用します、過去にトリクロエチレン等を使用しましたが、環境等の配慮で今はあまり使われていないと思います。基本的には、離型剤を使わない成形を確立すべきだと思います。上記の脱脂を行なうとき注意すべきは、溶剤によって、遅行性のケミカルアタックを起こす可能性があります。(クリープ 等〕注意が必要です。
基本的な考え方では、量産に適応するには成形において離型剤を使用することは、邪道だと思います。まず離型の良い金型を検討すべきです。(抜き勾配・離型面の仕上げ・離型バランスのチューニング等) 成形品の生産性・品質は金型の占める割合が一番の大きいので、金型にもっと目を向けるべきだと思います。
私も離型剤を使用しないでも離型しやすい金型にすると良いと思います。 金型の抜き勾配の変更、表面の鏡面処理等で離型状況がかなり違うはずです。 以前勤務していたプラスチック成形メーカーではシリコン系の離型剤(スプレー)を時々使用していましたが、せいぜい1日に1回ぐらい使用されていただけだった記憶があります。(調子の悪い時) そもそも、色替えか金型交換時にしかスプレーであっても使用できませんから、何千ショットに1回のレベルではないですか
弊社ではIPAやホワイトガソリンを使用して脱脂をしていますが、環境や人体にやさしいという事を最優先する場合には、やはり湯洗しかないのではないでしょうか?当然水道水にはカルキ等の不純物が含まれているため、純水装置が必要になり設備にはそれなりの金額がかかります。 しかし、湯洗した場合には湿度が上昇しますので、自然に静電気を押さえる事が出来て「ブツ」「糸埃」などの再付着を軽減させることが出来ると思われます。
以前はトリクロロエチレン、ノルマルヘキサンなどを多用していたと思いますが、最近では脱脂まで必要な製品においては金型構造などで解決できる物は、そういう方向に向かっていると思います。 離形剤の使用をしなくて良い金型に仕上げる。が一番先決で確実な方法ではないかと思いますが。