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ZK60の加工について
- ZK60(Mg)の加工依頼を受けたが、現状での実績がなく、加工事例のアドバイスが欲しい。
- 加工機は水溶性の切削油を使用し、3D加工で処理する予定。
- 加工後のキリコの処理方法についても教えてほしい。
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金属消火器を必ずご用意ください。一般のABC消火器は無力というより、切粉を飛び散らせてしまい、火災を大きくする作用に働きます。乾燥砂と金属消火器のみが、消火できるものと思っていただいていいです。水分で火災を大きくしますので、水溶性切削油は止めておいたほうが賢明です。工場を全焼するもとになります。燃えにくい、マグネ合金程度なら、水溶性も使えますが、その場合は、マグネ合金用のアデカの切削油のみ、エマルジョンブレイクがありません。
- 参考URL:
- http://www.lcv.ne.jp/~fuyos/
ナカヨシさんの答えは的確と思います。敢えて水溶性を検討するので有れば、エマルジョンの分離しにくい(Mgイオンが加工液中に増えると共に起こる)Blaser Swisslube製品を検討されたら如何ですか?スイス製ですので、硬水化への対応が充分ですから。 但し、加工液タンク内には、切粉を堆積させない事です。断層が崩れたりして水素ガスが多量に出てきたらこの世の終わりです。下記先に聞いて見たら如何です?実例をかなり持っていると聞いていますから。対ユーザー面から公表には慎重とも聞いています。
- 参考URL:
- http://www.yukawacut.jp
AZ91なら経験はありますのでその経験からお話しします。 切削加工では水溶性はお勧めできません。 一度周囲が広くて安全な場所で実験してみてください。 切り粉に火をつけて水をかけると小爆発に近い形で炎が大きく上がります。細心の注意を払う必要がありますが、マグネシウムの危険性を知るための経験となります。 また切削油タンク上と中には切り粉をためない事が必要です。不水溶性であっても少量の水素ガスは発生します。 万が一着火した場合は乾燥した細かい砂(湿った砂では水分を与える事になる)をかけます。砂は重いですから、ベルミナイト(商品名だと思います。おが屑に似た非常に軽い物です)をかけ、すぐその上に砂をかける方法もあります。炎はすぐ消えますが炭の埋み火のようになっていますので注意してください。 化学消化器もありますが効果は少なく、無いよりは良いという程度の物と聞いています。 切り粉処理ですが酸化鉄(だと思ったのですが・・・)を水に溶かした溶液を作ります。それに切り粉を少しずつ入れて撹拌します。化学反応で煙、泡、熱が発生しますので反応が終わったら乾燥させます。これで無害な物になるため土に返す事が出来ると聞いています。 ただし、反応時に化学工場のような臭いが発生するため周囲が住宅地では無理かと思います。 処理はマグネシウムの取り扱いを知っている処理業者がいると思いますので、そこに任せた方がいいのかもしれません。 マグネシウムの事故は射出成形の段階、もしくはバフ仕上げでの事故が多いと聞いています。 特にバフ仕上げではバフ加工時に粉塵のように空気中にマグネシウムが舞っているため、それに電気器具等のスイッチの火花が引火します。 また集塵機が必要となりますが、これは乾式ではなく湿式を選定してください。集塵機内の水で強制的に化学反応をさせます。 最近は事故もだいぶ減ってきたようですが、安全には十分注意してください。 これから、マグネシウムの使用量が多くなるようですから良い経験になるかと思います。 長々と書きましたがご参考までに。
お礼
良きアドバイスありがとうございます。 やはりかなり危ないものですね。今後の流れとしてはやはりMgの加工は出てきそうなのでやってみようと思います。