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金属類の排水処理法について
- 中和沈殿法とは金属類の排水処理に一般的に使用される方法です。
- しかし、中和沈殿法では価数を変えないと水酸化物にならないため、還元剤として亜硫酸ソーダを使用する必要があります。
- しかし、金属の還元は特定のpH条件を必要とするため、亜硫酸ガスの発生や還元効率の低下が問題となっています。
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バナジウムは、5価のほかにも2,3,4価があり、各々が安定です。クロムでは6価と3価が安定なため、3価に還元しますが、このように多種の価数で安定だと、その還元も困難になると思います。 共沈剤として使われている硫酸バンドですが、アルミ系のものはどうしてもスラッジ量が多くなる傾向です。ただ、このアルミの水酸化物による吸着の効果は望めますが。 鉄系やカルシウム系の共沈剤では試してみられたでしょうか? 吸着による除去が少なくなるかもしれませんが、共沈の効果もきっとかわってくると思います。 還元の速度を早めようとすると、加温か濃度アップになりますので、コスト的に無理があると思います。やはり、時間をかけて処理するのが簡単だと思います。
iwamotoさん キレート剤とイオン交換樹脂とを混同されていませんか? 重金属イオンを含む排水にEDTAなどのキレート剤が混入すると、一般的な排水処理方法である中和沈降法では、全く対処できなくなります。 排水処理の前処理として、重金属イオンをイオン交換樹脂で吸着除去することは効果的ですが。
金属類の排水処理方法は、種々有りますが問合わせ以外にキレート剤(種々金属と錯体を形成しイオン解離をなくす試薬:代表的なものにEDTAが有ります)添加方法が有ります。これは特に酸やアルカリのする必要がないので、排水の前処理法としては便利かと思います。
おっしゃっておられる金属は、6価クロムのことでしょうか? 6価クロムなら、低pHでは亜硫酸ガスの発生になるでしょうし、高pHでは、反応が遅くなります。 しかし、2前後で理論値の10倍も使用するというのは、クロムの場合で考えると異常です。 pH計やORP計の異常を疑うべきでしょう。ただ、一般的傾向として目的成分の濃度が低すぎる場合には、過剰に添加しがちになります。 濃度が低いのなら、発生源対策で薄くなって処理するのでなく、濃い液で処理するほうがいいでしょう。 薄くなってしまっているのなら、高pH側でバッチ処理するのが良いと思います。