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東大の推薦入試について

女子学生を増やすために推薦人数を、共学校は男女各1人ずつにしているそうですけど、共学だけ男女別枠にするって、大学として「男子と競わせたら女子は残らない」と考えているということですか?

みんなの回答

  • moritaroh
  • ベストアンサー率56% (658/1172)
回答No.2

多様性、すなわちダイバシティを担保するための方針として掲げたもので、男女の学力差を問題視したわけではありません。 女子学生の入学が少ないのは、ひとつは国公立大学受験に必要な理数系科目の存在です。 小中高と、学校教育だけでなく一般認識としても、男子=理系、女子=文系...といった、学問におけるジェンダー認識が根強いものです。 簡潔に言えば、理数系で工学は男子のイメージ、文系は男子より「文学少女」の方がイメージに合う...といったところです。また、工学系となると、進学の先の就職ではどうしても作業着を着たブルーカラーのイメージがつきまといます。理系女子といっても多くは白衣を着た化学系のイメージが強く、作業着を着るのはやはり男子のイメージで女子には敬遠されてしまいます。 このようなジェンダー認識や意識付けが、中学校以降で、実際には高学力の女子が無意識的に理系ではなく文系を選択してしまう要因となります。 そのため、いざ国公立を一般受験で目指そうとしたとき、仮に文系であっても理数系の受験科目が必須となってしまうため、推薦という方法でもなければ、国公立への進学を目指しにくいのです。 つまり、東大は、まるで「女子を優遇する」かのような推薦の枠組みをつくっているように見えますが、これは現在の受験生だけを見て、また、男女の学力差を考えてのことではなく、ダイバシティを担保するための根本的な学問分野におけるジェンダー認識を変えていくために、小中学生や、そのくらいの子供を持つ親に『女子の方が東大に推薦で入りやすいっぽい』というイメージを与えているのです。 しかし、あくまでも東大の推薦入試は「入学が確約されている」のではなく、「推薦試験の受験資格」が『男女各1名』としているのであり、実際問題、推薦で合格する割合が女子の方が高くなるかどうかは分かりません。 その逆の事例で、東大よりも入試倍率の高い美術や音楽などの芸術系大学では、受験者の男女比は女子の方が高いのですが、合格者の男女比になると、男子の割合が増えているケースが多いのです。このため、そのような大学では「男子の方が(優遇されているので)入りやすい」といった言われ方がされてもいます。 実際に優遇されているのか知りませんが。

  • f272
  • ベストアンサー率46% (8469/18131)
回答No.1

試験で図られる学力ではなく,性別で競わせているのでしょ。男女の多様性を確保するという目的のためにはそういうことも許されると考えているのです。

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