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歯磨き剤での再石灰化とは
あるメーカーの歯磨き剤では 「含有するフッ素が再石灰化を促進し エナメル質に浸透」となっています。 素人には何のことやらさっぱり分かりません。 化学にお詳しいお方に このメカニズムと解説をお願いします。
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- nagata2017
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フルオロアパタイト フッ素が、歯の一番表面のエナメル質に含まれるハイドロキシアパタイト(リン酸カルシウムでできた歯や骨を構成する成分)に作用してできる成分。耐酸性が強く虫歯になりにくい歯をつくる。 エナメル質の成分のハイドロキシアパタイトがフッ素の作用でフルオロアパタイトに変化して 耐酸性が高くなる。 要するに虫歯菌が作り出す酸に強い歯になるという意味です。 プラークの中で虫歯菌が酸を作り その酸がエナメル質を溶かすことで虫歯になる。 「エナメル質に浸透する」という部分が 誇張とか 嘘 と言われるところですね。 いったいなにが浸透すると言うのでしょうかねえ。 なにも浸透はしないと思います。
- mudpuppet
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初めに結論だけいうと、嘘です。 でメカニズムですが、まず歯というのは生きていて 口内が酸性になるとミネラルを放出して中和しようとします。 つまりカルシウムやら何やら、歯や骨の原料になってる 金属イオンを我が身を削って放出するってこと。 この現象を脱灰と呼びます。 これさえ覚えておけば巷の健康法や製薬会社に騙されることは無くなるでしょう。 フッ素はアルカリ性なので、含有された歯磨き剤を使用することで 口内がアルカリ性になると思われます。 すると歯は放出していたミネラルを再度取り込もうとします。 これが再石灰化という現象ね。 で、何が嘘なのかというと人工のフッ素は歯や骨を硬く脆くするから。 人工のフッ素はボケの原因として知られていますし 基本的に体にいいことではないです。
- fujic-1990
- ベストアンサー率55% (4505/8062)
CPU内で起きているメカニズムは分からないが、パソコンは使える、というような話になりますが、ご容赦を。 骨は日々更新されている、という話はご存じでしょうか。細胞が骨のカルシウムを溶かしていく一方、ドンドン新しいカルシウムを付け足していくので、見た目には、昨日の骨と今日の骨はまったく変わらないのですが、実は、変わっているのだ、という話なのです。 歯も同じなんだそうです。例えば、歯磨きをすれば、歯が摩耗するのです。物を食べても同じ。 すると、理屈的には何年かすると、歯が痩せてしまったりもろくなったりして物をかじったり噛んだりできなくなるわけなので、補修する必要がある、のだそうです。 体の生理として、物を食べることですり減ったりもろくなったりする程度は、唾液の成分で補修されるのです。この現象を「再石灰化」と言います。 ところが歯磨きは、人体にとっては最近のことで、想定外の現象なのです。つまり、歯磨きで歯が痩せたりもろくなった分の補修までは、唾液ではやってくれない。 「じゃあ、歯磨きは危険ではないか」「止めたほうがいいのか」という声が出て来るであろうという予想をして、歯磨き会社は、「我が社のこの歯磨きを使えば、歯が(研磨剤で削って)綺麗になった上、削った分の補修は、自動的にやってくれるから、安心ですよ」と言いたいのです。 それを簡単に書いたのが、「含有するフッ素が再石灰化を促進しエナメル質に浸透」という表現なのです。 もうちょっと長く翻訳すると、「この歯磨きに含まれたフッ素が、歯のもつ補修機能を向上させ、補修用の成分が、歯の表面の固いエナメル質を通り抜けて、柔らかい象牙質まで届いて歯を固く強くしてくれます。なので、いくら磨いても安心ですよ」ということになります。 もちろん、書かれた効能が本当かどうかは、私には分かりませんが。
お礼
詳しくご説明頂き有難うございました。今まではフッ素という物は虫歯菌のガードをする物くらいに思っていましたが じつは大変な力を持っているのですね 有難うございました。
お礼
ということは 高価なフッ素などを使って口腔を中性化することは無駄なことで 安価なアルカリ性食物を食べれば済むことですね。メーカーの不当宣伝におどらせられないことですね。 有難うございました。