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ブラックジャックで印象に残る話
手塚治虫の「ブラックジャック」で印象に残った話を教えてください。
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たくさんありすぎますねえ。 大好きな漫画です。 宇宙人の手術をする話が好きで印象に残ってます。 地球の未発展の土地に落ちたUFOに乗った宇宙人の中に怪我人が。 UFOはまだ修理に日数がかかるが、怪我人は後2~3日で死ぬという。 しかしそこでは宗教的な坊主しかおらず、横暴な宇宙人は彼に電撃を与え大怪我をさせ呼ばれたブラックジャックの腕を試そうとします。 ブラックジャックは怒って坊主に応急処置だけして断って帰ろうとしますが、宇宙人が「頼む!怪我人は自分のかけがえのない妻なのだ・・・」とへりくだってきます。 家族愛に情のあるブラックジャックはそれを聞いて体のつくりが違う宇宙人をなんとか治そうとします。 青い血に目がくらみつつ、子宮に赤ちゃんがいるのが分かったブラックジャックはどうにかそこは切らずに宇宙人の奥さんを治します。 妻が治り、お腹の赤ちゃんも無事と知ると埴輪みたいな宇宙人の旦那さんは膝をついて涙を流して喜びます。 そこも感動的なんですが面白いのはこの後。 「治療費をくれ」と言うブラックジャックに宇宙人は「ケラマンのことか?」などと言い意味が分からない様子だったので持ってた財布からドル札をサンプルとして渡すと、宇宙人はなんとかしようと約束してくれます。 宇宙人の旦那さん、「うちの妻は美人でしょう?何と言っても去年のミス・イヴレガ(彼らの星の名前)ですから」と、横暴だった初対面から打って変わってテンションが上がり嬉しそう。 ブラックジャックは「ああ。美人ですよ」と、グレイみたいな容貌の奥さまなのに笑顔で二枚舌。 しかも、彼らが用意した大量のお札はブラック・ジャックが渡したサンプルの全くの3Dコピーで、ブラックジャックは偽札嫌疑をかけられ警察に捕まり、警察が「調べたところ全部が全部シワまでそっくり同じ札なんです」と不思議がると、「なるほどね」と笑ってしまうというオチ。 お金の概念が違う星の人たちだったのですね。 あと好きな話は、スラム街でドクター・キリコの安楽死の薬を心臓病の薬だと勘違いした少年が薬を盗み、自分の母に飲ませてしまう話です。 ブラック・ジャックとドクター・キリコは珍しく協力して必死に少年の家を探し、薬が効いてくるまでに蘇生を試みます。 手術は成功し、「命を救うってのはいいもんだろう」とのブラックジャックに、ドクター・キリコは「俺だって医者の端くれさ」という会話でお話が締めくくられます。 読中の緊張感と読後感の爽やかさが好きな作品です。 まだまだ、好きなお話はたくさんありますね・・・。
お礼
ありましたね。後期の作品だったでしょうか。 ありがとうございました!
補足
※だいたい内容は覚えてますので、ストーリーの紹介は、ほどほどで結構です。