No.1です
補足を頂戴しました。
>北海道には水田も一部地域にしかないせいか、多くの湖が清浄さを保っているように見えます。
河川や湖沼に余剰肥料分が流れ込むのは水田に限りません。
北海道は水田が少ない一方で広大な畑地があります。
更に酪農が盛んです。放牧地も広がっています。
これ等の土地から余剰肥料分や家畜の排泄物などが雨水で流れ出します。
北海道の湖が清浄さを保っているのは余剰肥料分の多寡が影響している訳ではないと思われます。
湖沼の透明度は浮遊生物(プランクトン)の多寡の影響を最も強く影響します。
北海道は冷涼で厳冬期が長いことから本州に比較してプランクトン類の生育繁茂が少ないと考えられます。
阿寒湖、屈斜路湖、摩周湖、支笏湖などカルデラ湖が地域的に隣接していることも印象に影響しているのではないでしょうか。
カルデラは全国にありますが湖を形成しているものが隣接している地域はまれです。
カルデラ湖は孤立しているケースが多く流出する河川を伴うケースは数多くありますが流入する河川はまれです。
このことも影響しているかと思います。
石狩川流域などに見られる三日月湖(河跡湖)の透明度はカルデラ湖よりも悪いかと思います。
>道東のシラルトロコは近年大量に水草が発生しています。これは富栄養化のせいでしょうか?
「富栄養化」ではなく動植物にとってシラルトロ湖(沼)は釧路湿原の一帯をなす地域で元々栄養豊富な地域です。
シラルトロ湖(沼)は水深が平均1.5mと浅く湖底まで日の光が届き水草など植物が生育し易い環境です。
近年水草の量が増えてきているのは温暖化の影響と思われます。
参考
気象庁 帯広測候所 四季の特徴
www.jma-net.go.jp/obihiro/siki.html
抜粋
この120年間で、帯広市の年間の平均気温は2.58℃上昇しました。特年間の最低気温は120年間4.75℃と著昇し、12月2月冬季の最低気温至は、120年間で約7.8℃も高くなりました。
帯広市の気温の上昇の原因は、地球規模での温暖によるものか、あるいは都市化の影響あるのかは、経過監視する必要がありますが、この120年も観測記録では、 帯広市温暖化 していることは疑いようのない事実なのです。
目撃者の証言: 変貌する冬の北海道|地球温暖化の目撃者|WWF ...
www.wwf.or.jp/activities/climate/witness/2011/07/post-13.htm...
抜粋
1日の最高気温が氷点下となる北海道の冬は、静まり返り、「凍てついた」崇高な雰囲気があります。
しかし残念ながら、最近では、そんな冬らしい景色を撮影できる機会が減ってきています。気温がマイナス30度近くなると、川の水蒸気が凍る「気嵐(けあらし)」と呼ばれる現象が見られますが、一番寒いはずの2月でさえ、あまり目にすることはなくなりました。
>屈斜路湖のキャンプ地の水辺は小さな浮遊物がいっぱいあって汚い感じです。
「小さな浮遊物」がどのような物なのか分かりません。
浮草や周辺の植物が枯れたものであればあり得るかと思います。
>周囲には民家もないし、何故なんでしょうね?
湖畔に仁伏温泉 砂湯 池ノ湯温泉があります。
また近隣には川湯温泉の旅館街があります。
「小さな浮遊物」が人為的なものであれば生活廃棄物ではないかと考えられます。
補足
詳細な説明ありがとうございます。 琵琶湖とレマン湖の違いなどよく分かりました。 自分は北海道在住なんですが、北海道には水田も一部地域にしかないせいか、多くの湖が清浄さを保っているように見えます。 しかし道東のシラルトロコは近年大量に水草が発生しています。これは富栄養化のせいでしょうか? また先にも書きましたように屈斜路湖のキャンプ地の水辺は小さな浮遊物がいっぱいあって汚い感じです。 周囲には民家もないし、何故なんでしょうね?もし何かご存知であれば教えて頂ければ幸いです。