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ファイルシステム、RAWボリューム、ディレクトリ
こんにちは。 ファイルシステム、RAWボリュームとは何でしょうか? ファイルシステムはファイルの集まり?? だとするとディレクトリとは何が違うのか?? ご存知の方いたら詳しく教えていただきたいです。 よろしくお願いいたします!!
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ファイルシステムはファイルの集まりではありません。 ファイルシステムは、ファイルを保存管理するための仕組みで 本棚が本の集まりでは無いように、ファイルシステムはファイルの集まりではありません。 パソコン用として、代表的なファイルシステムは 1980年代から1990年代にかけて活躍したMS-DOSのFATや その後継OS用に作られたHPFSを改良し、WindowsNT用に作られたNTFS HPFS,NTFSなどを与えられなかったWindows95系のために作られたVFAT,FAT32 それにMacintoshで使われてきたHFSや、その改良版のHFS+などです。 最近では、SDXCカードなどで使われているexFATもありますし デジタル家電では、Linux系OSを採用した都合で Linux用のファイルシステムが使われることも珍しくなくなりました。 Linuxには、MS-DOSやMacが無かった時代からあるUNIX由来の いろんな技術や、ファイルシステムが取り入れられていて… たとえば、シリコングラフィックス社のIRIX由来のXFSというファイルシステムが HDDレコーダーやNASで広く使われています。 で、こういったWindowsが標準対応していないファイルシステムを Windowsは認識できないゆえに RAWと識別表示する場合があります。 RAWという言葉自体は、管理情報や管理規則が無く ただ、物理的に順番にデータを取り出す形態を指し デジタルカメラでは、CCDなどから得たデータを そのまま加工せずに取り出し保存したものをRAWデータと呼びます。 RAWボリュームの場合は、ちょっと意味合いが違って 「Windowsは、このパーティション(ボリューム)にファイルシステムを発見できないためRAW形式で読出する以外のことはできません」 といった意味で使われます。 まぁ「ファイルシステムを認識できません」と表示するほうが よほどわかりやすいし 「Windows以外のファイルシステムかもしれません」 といったメッセージが出るほうが気が利いているかもしれません。 ともかく、RAWとしてしか扱えないのであれば どこにデータがあるのかがわかりません。 8bitパソコンの時代には、カセットテープにデータやプログラムを保存しましたが RAWとして扱っていましたから、恐ろしいことに、テープのどの位置を読ませるかは パソコンを扱う人自身が操作するようになっていました。 それでは、FDDやHDDを運用することはできませんから ファイルシステムを作成して、ファイルを保存し管理するのが Windowsに限らず、MacでもUnix系OSでも、デジタル家電やスマフォでも基本です。 (その行程が自動化されて、意識する機会が無いことも多いんですけどね) なお、ディレクトリーはファイルシステム用語で 概念的には、ファイルが登録される場所と考えることができます。 ゆえに、人名録などを意味するdirectoryという名称が与えられています。 デパートなどの売り場一覧もディレクトリーと呼ばれる場合があります。 実質的に、ファイルシステムが作られた時点で 一つのディレクトリーがあり、これだけであれば ディレクトリーという言葉は必ずしも必要なものではありません。 が、MS-DOS時代の半ばには階層化ディレクトリーに対応し ファイルをグループ分けして管理することができるようになりました。 ゆえに、最初からあるディレクトリーはルートディレクトリーと呼び それ以外を、サブディレクトリーと呼びます。 MS-DOS時代の半ば以降はディレクトリーはパソコンの基礎知識でしたが Windowsでは、ディレクトリーを直接操作する機会が減り それをGUI上に投影したフォルダーとして扱うようになりました。 Windowsよりも先行してGUIを採用していたMacでも GUI上ではフォルダーと呼んでいましたから ファイルシステムを意識する必要が無くなることによって ディレクトリーという言葉も、あまり使われなくなりました。 サブディレクトリーという言葉に至っては 単にディレクトリーと呼べば事足りるため、ほぼ死語です。 厳密には、フォルダーは必ずしも ディレクトリーを投影しているというわけでも無いのですが 特別な機能や設定,運用を行なっていない状況では ディレクトリーとフォルダーは、ほぼ同じものを指す言葉になります。 ボリュームという言葉は、この場合は、パーティションと大差ない使われ方ですが パーティションは物理的にHDDなどを分割管理するために使われ RAIDや記憶域プールのような技術を使うと 複数のパーティションや、複数のHDDを束ねた形でボリュームを構成します。 たとえばRAIDボリュームといった表現が使われます。 そして、そのボリュームの上にファイルシステムを作成して運用するわけですが つまり、ファイルシステムを作成する対象という意味では パーティションとボリュームは、よく似た論理的な存在と言えます。 Windowsの場合は、パーティションという用語を使い続けるべき部分と 使い続けず、ボリュームで統一すべき部分を うまく切り分けてOSを設計することに成功していませんから パーティションという概念しか知らない人から見れば 「ボリュームって何?」となっていますし 「RAWボリュームって何?」ともなります。 実際には、RAWボリュームという言葉は "Windowsからファイルシステムとして認識できないパーティションかボリューム" を指しています。 どう考えても、わかりやすくするつもりの無い仕様です。 もっとも、Windowsを最も買っているのは、PCメーカーや PCを整備し納入する企業などです。そういった所で 「管理を任せられる専門職の人が理解できれば充分」 という考え方でWindowsは開発されていますから、仕方ない部分があります。 実勢として、ほとんどのユーザーはWindowsをOEM版として入手しますし あるいは職場などにある道具として扱います。 ですから、そういったエンドユーザーがMicrosoftに対して 直接問い合わせをする窓口が存在しません(笑) ゆえに、メッセージがどれだけわかりにくくても Microsoftのサポート窓口で、よけいな手間がかかるということがありません。 技術者がわかるだけのメッセージを表示すれば エンドユーザーが理解できるように工夫する必要なんか無いのです。 自分で理解して運用しようとする人ばかりが損する仕組みです。 そういう意味では、エンドユーザー向けの配慮は Linux系OSのほうが気が利いている部分もありますよ。
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- yakan9
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> ファイルシステム、RAWボリュームとは何でしょうか? Windowsの世界では、そのパーティションは壊れているということを意味します。 ご存知のように、Windowsで認識できるファイルシステムは、NTFS、FAT32といった形式だけしか扱えないですね。 RAWとは、「生の」といった意味があるのはご存知だと思います。 早い話、Windowsの世界では、 「ファイルシステムが何であるか分からん」、 よって「アクセスは、できない」、 「わしゃ、知らん」ということを意味します。 なぜ、こんな壊れ方をしたのかです。 いろいろあります。 突然の停電、パソコンがフリーズした時電源ボタンを長押ししないとダメな時、安全な取り外しをしないで、USB端子を引っこ抜いた時等です。 では、その壊れ方はどんな状態かと簡単に言うと、 ご存知のように質問文にも記載されている、パーティションの中には、ディレクトリとファイルがあります。 それ以外に、これらディレクトリやファイル一つ一つに対し、管理するためのファイルが作られています。 今この管理のためのファイルを管理ファイルと呼ぶことにします。 この管理ファイルの中には、ディレクトリ/ファイル名、サイズ、作成年月日、更新年月日等あります。 今、上に記載した壊れたタイミングで、これら管理ファイルを更新中にうまく書き出されなかったときに、「RAW」表示される場合が多いです。 そこで、これを修復するためには、testdiskというソフト等で修復を試すことになります。 まだいろいろ知っておいて欲しいことはたくさんありますが、貴殿の疑問の点だけを記載しました。 何か疑問点とかありましたら、補足願います。
お礼
回答ありがとうございます!
- 121CCagent
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ファイルシステムが「RAW」と表示される https://pctrouble.net/running/raw_filesystem.html とか読まれてみては?
お礼
回答ありがとうございます!
お礼
回答ありがとうございます!