- 締切済み
平等と対等
男女平等と男女対等はどう違いますか? 男女参画や男女雇用はどちらなのでしょうか
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
みんなの回答
「平等」 かたよりや差別がなく、みな等しいこと。また、そのさま。 「対等」 二つの物事の間に上下・優劣のない・こと(さま)。同等。 男女に関してなら、性別的に差別が無い事を「平等」、能力に基づいて地位的な差が無い事を「対等」と言うのだと思います。 なので,参画や雇用は「平等」の意味合いになると思います。
- Andersson
- ベストアンサー率21% (206/957)
AとBは平等だ,というとき,そこには,AとBとは異なるフィールドに立っている第三者Cの存在が想定されている気がします。Cは例えば,法であったり,神であったり,親であったり・・・します。 このように,「平等」というのは,当事者以外の第三者が当事者を扱うときに,その扱いが等しい,という内容を含んでいるのではないでしょうか。 これに対し,「対等」の方は,AとBとの実力,地位,等々が等しいという意味に過ぎず,第三者を想定しなくても物語が完結する気がします。「法の下の対等」がおかしく感じるのは,そのせいではないでしょうか。 夫婦は平等,という言い方は,例えば法の下で両者は等しく扱われる(べき)という意味で用いられるのに対し, 夫婦は対等,という言い方は両者はいずれも重要で(例えば)家庭のマネジメントに等しく貢献している(べき)という意味になるように思います。 対、という字は向かい合う、という意味の文字です。だから3人以上で対等、ということはありえません。 これに対し平等の平、というのはつまりレベルをそろえる、の意味です。 ですから2人以上に使えますが、2人につかうと少々大げさな感じがするのは、それが法律用語でもあるから、ということですね。 つまりもっと大人数である場合を想定している(ことが多い)言葉でもある、という点でしょう。しかし使って悪いわけではないと思いますが。ただ、法律を持ち出しているようで角が立つかもしれませんから、2人の場合使わないほうが無難かもしれません。 対等だと対(つい)なので、多くは二元的で立場などの事象を比較する際に用いられるのではないでしょうか。個体そのものに意識が向いていると思います。 立場的に対等はありえますが、物質を対等に分け合うとは使いません。子供たちにお菓子を対等に分けました。って、何か変に感じませんか。子供たちの存在を対の関係とみなして比較して、等しく振り分けるに違和感を覚えます。何をいったい比較しているのでしょうか。自分と子供が対なのでしょうか、子供と別の子供が等しいのでしょうか。 夫婦間の場合は平等=対等を意味している事に、暗黙の了解がありますが、平等はその人の価値に関係なく平坦な関係の事で、何かを比較する指向性を表面的には感じません。一方で、対等は比較している指向性を前面に押し出しています。