通しボルト or ねじ込みボルト
おはようございます。
私が設計している製品の組立にはボルトによる締結が必要不可欠ですが,
通しボルト(ボルトナット)にするかねじ込みボルト(ボルトタップ)に
するかで毎回悩んでしまいます。材料は普通のSS400です。
皆さんはこの様な選択にあたり, どの様なお考えをお持ちでしょうか。
私の考えを箇条書で述べさせて頂きますと,
[通しボルト]
・構造的に通しボルトにできない箇所がある
・キリ穴のため機械加工工数を削減
・部品点数が増えてしまい組立コストがあがる。
・何か起きたとしてもボルトとナットを新品に交換可能
・ボルトとナットの強度区分を上げることで
締付トルク, 締結力を上げることが可能
[ねじ込みボルト]
・タップ穴は機械加工コストが上がる
・部品点数が減り, 組立工数を削減。
・タップは製品本体に切ってあるため,
最悪時には製品本体を丸ごと交換になる。
この程度ぐらいしか羅列できませんが,
自動車・航空やその他の業界ではどの様な傾向なのでしょうか。
製品はSS400相当なのでボルトがカジて,製品本体のタップ穴が
ダメになるという事はなさそうに思えるのですが,
製品本体が簡単に交換できる程の値段ではないので自信がありません。
また, 自社内の組立だけの話ではなくて
お客様のメンテナンス内でもボルトを付けたり外したりされますし,
製品の平均寿命も30年以上となります。
極力通しボルトを採用すべきでしょうか。
そんなにシビアに考えずどちらでも良いのでしょうか。
お忙しいところ申し訳ありませんがよろしくお願い致します。
補足です。
弊社製品で使用する六角ボルトの径はM12,M16,M18, M20がメインとなり
製品1つにつき、ボルトの本数は30~40本です。