- ベストアンサー
スピーカーケーブル カナレとモガミ
現在は、カナレの4S8を使用しています。 (1)カナレ4S8Gとモガミ2534の音質の違いを教えて下さい。 (2)モガミ2534、3082、2972、2477 それぞれの音質の特徴、違いを教えて下さい。 よろしくお願いします。
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
こんにちは。 カナレ4S8はシールドの無いスピーカーケーブルで、モガミ2534はシールド有りのマイクケーブルですけど。用途が違うので音質の比較はでき無いと思います。 マイク&ラインケーブルのカナレL-4E6Sは、私も常用してます。 モガミ2534は以前、不可抗力によるケーブル取り換え事件で使用経験がありますが、私も他のスタッフもメンテナンスチェックまで取り換えに気が付かなかったくらい同質です。カナレだと信じ込んでいたからカナレに聞こえた。そうかもしれません(笑)。 でも、意図しないブラインドテストになったわけですね。 これら、優れたケーブルは違いが有っても人知検出外ということです。 (耐久テストではL-4E6Sの方が勝っているでしょう。錫メッキ網シールド・紙テープ巻・綿糸など至れり尽くせりだから) また、巻いたり伸ばしたりが繰り返される用途にOFCは意味がなく無駄です。 また、L-4E6Sの銅線は99.999%(5N)ですから下手なOFC(99.95%以上)より格上です。(過去に市場要望によりJIS-H3510仕様のOFCを使ったL-4E6SGを生産したことも有ります。現在も設備用アルミシールドのL-4E6ATにはL-4E6ATGが特注できるようです) 違いを出すには、意図的に品質を下げて、人に違いを検出させる必要があります。 一般的な電子回路では、前後の回路で相互影響を最小限に抑える為に、動作バイアスの変動となる直流分をカットする仕組みがあります。カプリングコンデンサーとかトランス結合がその代表ですね。これらの接続ではケーブルの違いはあまり顕著に出ません。 一方直流の流れる結合を許した回路もあります。ギターとギターアンプ/パワーアンプとスピーカー/カートリッジとPHONOアンプ等です。これらはケーブルビジネスの対象になっていますが、特に、癖のあるケーブルはギター用途に多いようです。 シールドを螺旋に巻いたり、一般的高品質ケーブルとは逆に線間容量を大きくしたり、人に感知できる範囲で他の製品と違いが出るように奮闘しているメーカーもあるようです。こういった癖付けが全てにわたって同じように出る訳ではありません。これは電子回路のパーツと同じく組み合わせ次第で違う結果が出ます。つまりケーブルも回路部品に組み込まれてしまう訳です。うまく行かない場合も多いですが、趣向に嵌ると掛けがいの無い一品になることも有るでしょう。 業務用バランスケーブルとして使用する限りでは、人知検出域を超えて、先入観がなければ違いを聴くことはありませんが、アンバランス仕様でギターケーブルに使う場合は、使用するケーブル種や長さによって違いがでることもあるでしょう。また組み合わせるギターやアンプによってその違いは同じ違いではないでしょう。 モガミ2534を、このような用途に使ったことがありませんので、この方面では音の違いが判りませんが、一般的高品質ケーブルという共通点で、度合いは違うでしょうけどL-4E6Sと同じく「ありきたりでつまらない」と評価されるのではないでしょうか。 (1)のみ回答 (2)は使用経験がないので回答不可です。
お礼
専門的知識の裏付けによる詳細、かつ分かりやすい回答ありがとうございました。