信号の強さは変わらず、レスポンスが悪化するということはあります。例えば、電子レンジを使って2.4GHz帯のノイズを発生させている場合や、接続端末数が3台を超えている場合です。ルーターには『接続できる端末の数は、有線・無線接続端末を合わせて10台以下でのご利用を推奨します。』と記載されていますが、利用環境(端末機器の仕様等)や回線の混雑状況等によっては快適にご利用いただけない場合があり、実際には、安定して使える端末台数は3台が限界と考えたほうがいいでしょう。
以下、参考までに、フレッツ光ネクストギガファミリー・スマートタイプ(通信速度最大1Gbps)の説明です。
■内蔵無線LANの5GHz帯の伝送速度
IEEE802.11a :6~54Mbps(自動切換)
IEEE802.11ac:[HT20]6.5~260 Mbps(自動切換) [HT40]13.5~360Mbps(自動切換) [HT80]29.3~1300Mbps(自動切換)
IEEE802.11n :[HT20]9.8~216.7Mbps(自動切換) [HT40]20.3~450Mbps(自動切換)
■速度を上げる広帯域化技術(2.4GHz帯の場合2,400~2,484MHzまで13チャネルが定義されている)
「HT20」モード:1チャネル当り帯域20MHz(干渉無く使えるのは3チャネル)
「HT40」モード:1チャネル当り帯域40MHz(干渉無く使えるのは1チャネル)
■速度を上げる広帯域化技術(5GHz帯の場合5,150~5,735MHzまで19チャネルが定義されてる)
5.2GHz帯:5,150~5,250MHzで帯域20MHzを 4チャネル
5.3GHz帯:5,250~5,350MHzで帯域20MHzを 4チャネル
5.6GHz帯:5,470~5,725MHzで帯域20MHzを11チャネル
「HT20」モード:1チャネル当り帯域20MHz(干渉無く使えるのは 19チャネル)
「HT40」モード:1チャネル当り帯域40MHz(干渉無く使えるのは 9.5チャネル)
「HT80」モード:1チャネル当り帯域80MHz(干渉無く使えるのは4.75チャネル)
■2.4GHz帯と5GHz帯の違い
1.5GHz帯は、基本的にルータ以外で使用されない帯域なので、非常に繋がりやすく安定しており、2.4GHz帯よりも高速な通信が可能です。
2.5GHz帯は、2.4GHz帯に比べて壁や床などの障害物に弱い為、通信距離が長くなると電波が弱くなり、利用環境によっては、2.4GHz帯を利用したほうが安定し速度が出る場合もあります。
3.2.4GHz帯は、色々な製品で使用されている無線帯域なので、混雑や不安定になりやすく、アパート、マンション等だと他の部屋からの電波の影響を受ける事もあります。
お礼
とても参考になりました!!!