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医師の資格はなぜ歯科医師だけ別なのでしょうか
国家資格である医師には「医師」と「歯科医師」の2つがあります。なぜ歯科分野だけ別の国家資格になっているのでしょうか。 歯科医業務が特殊性を持っていることは何となく理解できますが、普通の「医師」も脳外科から皮膚科まで多彩なジャンルの知識が必要なはずで、歯科分野だけを別格扱いする必要性がわかりません。 総合病院の場合、複数の診療科に通院していても一か所で済みますが、歯科だけは別の医院に予約・通院するのも不便です。この辺の事情に詳しい方の回答をお願いします。
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戦前、歯科医は歯科医の学校(現代でいうところの専門学校)で養成されていました。 有名どころを例にしますと、私立東京歯科医学専門学校=今の東京歯科大学などです。 戦前戦後の当時は食料難での栄養失調などを原因に歯科が求められていましたから、多数の歯科医師を養成する必要があったのですね。 戦後になって、それらの専門学校が大学制度で一本化されましたが、戦前の医科と歯科の区別などの法や資格制度などはそのまま残り、今に至るということですね。
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- tpg0
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ANo1です。 私の姪を含めて大学の医学部を卒業した後に医師国家試験に合格しても直ぐには一人前の医師にはなれず「研修医」として大学附属病院などに残って2年以上の研修を積みますが、歯科医の場合は歯学部を卒業して歯科医の国家試験に合格後の研修期間は1年以上ですから、研修期間が違います。 勿論、研修医の期間中に外科医になる者は専門的な外科の勉強をしますので、研修期間の短い歯科医とは違うと思います。
お礼
アドバイスありがとうございました。 参考になりました。
- takochann2
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歯科医師は基本的に歯、歯茎、広くても口腔内しか診ない(診れない)からです。 そのような勉強をして、そのような国家資格を取得しています。 過去、恐らく明治時代に、医師と歯科医師に分けられた理由は知りませんが、想像するに、歯科は歯だけで完結して治療ができること、歯のトラブルは非常に多いので歯科医を多量に養成する必要性があったことなどが想像されますが真相は知りません。 あなたの通われる総合病院に歯科が併設されていないのは偶然で、併設しているところも無数にあります。併設されていない理由は恐らく経済的・社会的なもので結構ドロドロした理由かもしれません。
お礼
回答ありがとうございます。 >>併設しているところも無数にあります。 そうなんですか。 私の家族が通う総合病院には歯科がないのに 病院の周囲には何件も歯科があるので不思議 に感じていました。
- tpg0
- ベストアンサー率31% (3785/11963)
こんにちは。 私の姪(心療内科医)と従兄の息子(外科医)が医師になってますが、医師になるにはご承知の通り大学の「医学部を卒業して医師国家試験に合格」して医師免許を取得しなければなりません。 また、幼馴染みの友人が歯科医になって近所で歯科医院を開業してますが、歯科医になるには大学の「歯学部を卒業して歯科医の国家試験に合格」して歯科医師免許を取得する必要があります。 このように、大学にも医学部と歯科医があり国家試験の受験資格も違うのですから歯科分野だけ別格扱いにしてるのは国の方針(医師法)があるからです。 なお、身近な人に獣医師になってる者はいませんが、当然のように獣医師になるには獣医学部を卒業して獣医師免許を取得する必要がありますので、やはり別格扱いされてます。
お礼
回答ありがとうございます。 大学の学部も、国家試験も違うので別の資格という ことは理解できるのですが、疑問に思うのは、 歯科医師を目指す学生が口腔関連を含めて6年間で 学ぶボリュームに比べて、 普通の医師を狙う学生に求められる範囲が多すぎて、 アンバランスではないかと思うんです。 素人考えですが、例えば内科だけでも本格的に勉強 するには同じ6年ぐらい必要で、その意味では 「内科医」という診療科目別の国家資格があって しかるべきかと。 専門医制度というのもあるそうですが、医療行為に 必須ではないようなので・・・
お礼
アドバイスありがとうございました。 >>戦後になって、それらの専門学校が大学制度で >>一本化されましたが、 なるほどそういう事ですか。 確かに現在の総合大学の有名どころでも元は専門学校 というのは結構ありますからね。 戦前戦後の当時は、需要増に対応するため歯科医師は 乱造気味だったかもしれませんが、現在は卒業も国家 試験もそれなりに難しいようですから、卒業大学に こだわる必要はなさそうです。