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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:シャコバサボテン)

シャコバサボテンの謎 なぜ2鉢の花数に差が生じるのか?

このQ&Aのポイント
  • シャコバサボテンを2鉢育てていますが、花の数には明らかな差があります。
  • 株分けした2鉢のうち、一方は2つの蕾しかなく、もう一方は20個近くの蕾があります。
  • この差は何が原因で生じるのでしょうか?

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回答No.1

簡単に言えば「個性が出た」でしょうかね・・・。 株分けと言うのは元の親株から分かれた遺伝的には同一な性質を持つはずの個体同士でいわば生き物のクローン、人に例えれば一卵性の双子や三つ子・四つ子の様なものですよね。 でも、遺伝子が同じならすべてが同じではないのは人の双子でもお互いの性格が違ったり、後天的に育ち方が違ったり(私の学生時代の友人は一卵性の双子でしたが身長に15cmくらい差がありました。本人曰く「妹に栄養を盗られた」そう)別々に暮らしていくと価値観が変わったりなどいろいろあります。特に一人が病気に罹ってその影響が残ったり怪我で後遺症が残ったりすれば、以降は顕著な違いが出ることもあり得ます・・・。 植物もそういうとこありますよ。私はよく植物を挿し木や株分けで殖やしますが、同じくらいに育っていて根も同じくらいあるものを同じ材質で大きさも同じ鉢に同じ土に植えて育てても毎回いくつかは途中で枯れたり、枯れずに済んでも弱ってのちのち育ちが悪かったり。花が咲けば花数の差が大幅に違う事も珍しくはないですし花が咲くのが一年遅れる物、時には突然変異して花色が違うものが咲いたり・・・。 シャコバサボテンの様な株分けをして増やすタイプの種類の植物は、一つの鉢で一緒に生えているうちは平均して同じ育ち方・咲き方をしても、株分けして鉢を替えた以降は条件を同じにしたつもりでも別な育ち方をするのは珍しくありません。 一見同じくらいの大きさ・根張りの株で同じ鉢と土に植えたとしても、厳密に言えば全てが同条件と言うわけではありません。水やりの時に一鉢に与える量が全く同じとはいかないでしょうし、与える肥料も正確に測っているわけでは無い、使用している土に居る微生物なども全く同じではない。これらの微妙と思われる違いが案外個性のようなものを作りやすいと感じます。あとは植え替えられた時に受けたストレスの強さの違いも案外影響するのでは?と感じます。 案外気が付かれませんが、鉢の土の中に住み着く微生物の量。これは植え替え後の栽培で結構差に影響しているのでは?と感じます。 植え替え時に、元々の鉢内に入っていた土が株分け時に根へどれだけついていたかでも、植物の成長に影響がある事があります。同じくらいの株を植え替えるときに片方には元の土が結構残ってるのだと新たな土に植え替えた後にの育ちが良い、根にほとんど土が残っていなかった場合育ちが悪い。これはよく言われるように「根が傷んでいないか傷んだかの違い」かもしれませんが、元々の土に居た微生物をどれだけの量受け継げたか」にもつながると思うのです。 微生物の働きは、他の微細生物が分解して細かくした有機物を餌にして植物の根が吸収しやすい養分を作る事です。この養分は土内のミネラルと結合することにより植物の根が吸収できるようになります。ミネラルの量はそれぞれの鉢の新たな土にほぼ同量が含まれていても、元々の微生物の量が大幅に違うと新たな土にはその植物に合う微生物はあまり居ない場合どうしても以降増えてくれるのに差が大幅に出るわけです。 もし人の目には見えない病気に罹った場合も、自然治癒した後は弱る事も植物にはあります。そういう植物の場合遺伝子情報が変わっていて、別の鉢の物とは育ちに差が出る事も。 増やしてそれぞれを別の鉢植えにすればどれにも何かしらの違いが出るのは同じ植物をたくさん栽培した人だと経験のある事です。酷いと途中で土内に害虫や悪い菌が住みついていて(人間の目では見えないものもいます)根を食べていたり植物をむしばんでいたなどの害もあり得ます。 案外こういう原因で同一条件で複数株育てていても何らかの差が出るわけで・・・。調べられる原因が見つけられれば改善できますが、そうじゃないと対処は難しく・・・。そんなわけで私は原因に心当たりや異常が発見できないのにどうしても個体差が目立つものが出れば「個性である」と思う様にしています・・・。それで様子を見て何年も改善が見られなければ思い切って廃棄処分にします。 花の数に関係している肥料成分はリン酸です。もしかすると花数が少ない株はリン酸を根が吸収するのに必要な成分に関係する微生物が目立って少ないのかもしれません。 このまま改善できずに居れば、おそらくその花数の少ない株の方は増えて株分けすることになっても、新たな土や栽培中の管理に何か工夫をしない限りは花が付きにくい株が殖えていくだけです・・・。今後の対策としては、今年は蕾の数を増やすのは無理ですので(もう花芽分化時期は終わっているので新たな蕾はできません)、次の植え替え時期に今まで使っていた土を他のメーカーの物に替えたり、自分で配合していたのなら土資材の内容や比率を変えてみるくらいしか無いでしょう。特にその花が付きにくい株の方だけ贔屓して違う材質の鉢に植えてみたり土を高級な物に変えてみるなど。植え替え時には根の張り方など注意して観察し(そちらの株と花数の多い株との根の状態を比べてみて下さい。差が出ている可能性も)元々は一緒の株からの同じものだからとは拘らず、それぞれの鉢の生育状況に合わせて不調に対処していくと、その対処が正解であれば来年からは同じくらいかもっと多く花をつけてくれると思います。 シャコバサボテンの場合は可能性は低いかもしれませんが、何らかの原因で一部の株が突然変異で変化し、その特徴が目立たない場合はその変異のまま増えていくというのもあり得ます・・・。シャコバサボテンの品種でもそのような変わり者(他の植物だと花色が変わったり先祖返りしたりの「枝変わり」と呼ばれる類」由来でできた品種もありますので・・・。でも突然変異と言うのはかならずしも良い性質ばかりが出てくれるとは限らず劣った物が出てくる可能性も・・・。今回はこういうものでは無いとは思いますが、あり得ない話ではないので記憶の隅っこにでも覚えて置いて下さいね。

RDT23
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 このひと言では申し訳ない程のお答えに心からお礼申し上げます。 ここまでの知識をお持ちになっておられる事に驚きすら覚えます。 今春の株分けには本気で取り組んでみようと思います。 緑の葉にピンク色の花。 来年の冬にはもっと多くの花をさかせますね。

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