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薬を飲むと肝臓が悪くなるのでしょうか

薬を飲むと肝臓が悪くなるのでしょうか。

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回答No.6

こんにちは。薬を飲むと肝臓に負担がかかるというのはよく聞く話ですね。 負担がかかる=悪くなる かというと、そうとも言い切れません。 ほとんど全ての内服薬は全身を回る血流に乗る前に肝臓を通過して代謝されます。 肝臓で代謝されることで薬としての活性を失いますが、これを初回通過効果と言います。 この初回通過効果で代謝されずに全身への血流に乗った薬が求められている仕事をする、というのが一般的です。 肝臓で代謝を行う際、様々な代謝酵素を作って対応しますが、こういう処理を大量に行うことで肝臓は疲弊していきます。 疲弊していきますが、きちんと休ませることで回復します。 疲弊して肝臓が正常に機能できなくなるようなことがないように、薬には用法・用量が決められています。 しかし薬によって肝臓にかかる負担が違うのも事実で、肝臓に与えるダメージが大きすぎて肝機能に異常がある人は飲むことができない薬もあります。 まずは用法・用量を守ること。 必要もないのに長期間に渡って飲まないこと。 医師の指示にしっかりと従うこと。 これらを遵守することで、医薬品の服用による肝臓のダメージというものは限りなく軽減できる場合がほとんどです。 飲んだら悪くなる、ではなく、間違った飲み方をすると悪くなる、が正解です。 ご参考になりましたら幸いです。

ココカラファイン 薬剤師(@cocokarafine) プロフィール

ドラッグストア・調剤薬局を全国約1300店舗展開しているココカラファインのWEB担当薬剤師です。 健康、美容についての気軽な相談相手として「お友達以上お医者さん未満」のような存在を目指してます。 ...

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