隣人であっても他人の敷地内に無断で侵入するのは犯罪です。だからと
言って警察を呼んでも、近所付き合いの事で許される範囲内と判断され
て、注意だけして帰られるでしょう。不法侵入は確かに犯罪ですが、で
も回覧板を郵便受けに投函するにも敷地内に入りますので、これを警察
が何処まで犯罪かと判断するかで違って来ます。隣人ですから、警察は
不法侵入とは判断しない確率が高いと思います。
物色となると話しは変わって来ます。不法侵入と窃盗罪が関わって来ま
すので、この場合だと警察は隣人に任意同行を求めるでしょう。但し、
あなたが物色している所を目撃しただけでは証拠にはなりませんから、
この場合は証拠となる写真や画像が必要です。防犯シールを貼っても意
味はありません。要は見ないと意味がありませんし、見たとしても素通
りされれば貼った意味がありませんから、防犯シールは余り効果が無い
と思います。確実なのは防犯灯と防犯カメラです。隣人が敷地内に侵入
すると防犯灯が点灯し、防犯カメラが作動し始めます。物色行為が録画
されますので、これを警察に提出されれば逮捕されます。
防犯灯はソーラー式を買えば電気代は0円です。
防犯カメラは万単位となりますが、防ぎたい気持ちが強いのなら高くは
無いと思います。但し、防犯カメラを設置した場合は、住民以外から見
える所に「防犯カメラ作動中」のステッカーを貼らないと違反となりま
すので、もし設置されたらシールは貼るようにしましょう。
玄関先で大声を出して暴れる場合、これは相手の声を録音しましょう。
相手が否定しても声紋分析をすれば本人と分かりますので、言い逃れは
出来なくなります。
警察を呼ぶのが早道でしょうが、証拠となる物は何もない場合は警察は
相手を任意同行して署で取り調べて注意して、自宅に帰させるだけです
ので、これは被害を食い止めるのは無理です。証拠が物を言う時代です
から、証拠となる物を用意しましょう。それに掛かった費用は、隣人が
逮捕された時に慰謝料として請求すれば損得はありません。