そんなに焦ることではないと思います。
大きな怒鳴り声を出したからどうだというのですか。
怒鳴り声がしつけだとわかっていれば何も言いませんよ。同級生の親ならなおさら。
人は、バタバタと子どもがうるさいのに親がいつになっても何も言わない方ということの方が、よっぽど噂にしますよ。噂なんて気にせず、きちんとしつけましょうよ。数年後、正しいことをしたと胸をはれますよ。躾が恥ずかしいなんてことはないんですよ。
以下、厳しいですがお許しください。
質問を読んだ時、最初は質問さまの幼少期の友達が今更のように真下に引っ越してきたので怖い、という内容なのかと思いましたが、ご長男、それも小学生の同級生なのですね。
でも、これって、別に引っ越してこなくても、真下に同い年のお子さんがいれば、あるいは同世代の夫婦がいれば、いずれ両夫婦に同い年のこどもができて、彼らが学区内の学校で同じクラスになるって大いにあり得ることではないですか。だって、マンションの子どもたちは(私立以外は)皆同じ学校に通うことになるでしょう?
そんな簡単なことを想像できなかったという時点で、ちょっと、親として大丈夫かなと思います。
そして、それを今更このよう騒ぎ立てるということは、今までは
「下階(上階)はどうせ他人さまだから、好きにやっとこ(乱暴に言えば、『よそさまのことなんて知らねーよ』と同義)」
と思っていたのではないですか?
人の親たるもの、会ったこともない他人にでもそれなりの(十分に、とは言いません)気を遣い、それを子どもがいつか学び取るということを念頭におきながら生活すべきなのではないでしょうかね。
あなたの質問から垣間見えるあなたの心の裏には、そのような思慮深さ、平たく言えば想像力が全くない。
なんだか、親の自覚はおろか人としての自覚も足りない、そんな印象が残りました。
とにかく、どうしようの前に、あなたの子どもをきちんと躾けることです。
最初にも書きましたが、「躾」という体面が見えれば、人は思った以上に寛容です。
怒鳴る声がどうのと考える前に、今後怒鳴り続けずに済むように、今、大きな声を出してもきちんと躾けることです。
明日にその怒鳴り声が功を奏するということはないでしょう。でも、お子さんたちが高校生になった頃にあなたの怒鳴り声が無駄ではなかったと、あなた自身が思う時が来るのです。それでいいのです。階下に引っ越してきたのが偏屈で頑固な老人だったら、子供の足音がうるせぇ、怒鳴るんじゃねぇというかもしれません。しかも明日にでも止めさせろというかもしれません。でも同級生の親でしょ。明日よくなるわけがないとわかっているわけです。むしろラッキーだったと思っても良いぐらいです。
それに、足音などの振動音は階下へよく伝わりますが、怒鳴り声はどちらかと言えば空気伝導で上へ登ります。だから、あなたが怒鳴っても階下へ伝わることはあまりありません。
(怒鳴り声ばかりが気になるあなたには朗報ですが、逆に考えれば、恐ろしいことです。つまり、あなたのしつけに対する努力が肝心な人に伝わらない)
まぁ、大きな声を出さずにしつけられればそれに越したことはありませんが、しつけってそんなに教科書通りにいかないものですよね。でも、数年後に後悔しないように、想像力と決断力、度胸と勇気を持って頑張ってください。