体内の酸素濃度を一定に保つ呼吸中枢がストレスによる自律神経のバランスが崩れることで一時的に正常に機能しなくなるために呼吸苦を感じるのですが、実際には十分な酸素はあるため、窒息ではなく感じているだけなのですが、呼吸苦を解消しようと呼吸回数が益々増えてしまい、症状が悪化します。
過呼吸になると二酸化炭素濃度が少なくなり、血液がアルカリ性になり(呼吸性アルカローシス)となります。この状況を正常に戻そうとしますが(血液を酸性にする)正常に戻すためには、血液を酸性にしなければいけません。そのために私たちの身体は、血液中のタンパク質(主にアルブミン)から水素イオンを遊離させるという方法を取ります。水素イオン(H+)は液体を酸性にするはたらきがあるためです。
このようなはたらきで、血液を正常のpHに保つために代償しようとしますが、水素イオンが外れてしまったタンパク質は、水素イオンの代わりにカルシウムイオンと結合します。すると、血液中のカルシウムイオンが低下してしまうのです(低カルシウム血症)。そして血液中のカルシウムイオンが低値となると、手足の筋肉のしびれ・硬直・けいれんなどが生じます。
要は過呼吸によって一時的な身体のバランスが崩れた事を自らで戻そうとした結果、痺れがでるので、あくまで正常な身体の反応なのです。私は肺がん検診で引っかかった夜に、顔面や手足が痺れだしました。少しの息のつまりは感じましたが、呼吸苦は感じませんでした。翌日脳のMRIをとりましたが異常がありませんでした。
あなたの場合は呼吸苦より痺れの方が中心なので、気になると思いますが、ある意味正常ですから。つまり過呼吸ありきの痺れでとなります。治療法は過呼吸状態から離脱するしかありません。でもどうにもならないですよね。気持ちを落ち着かせるなんて簡単にはできません。ちなみに昔から行われていた紙袋は今はむやみにはしてはいけないとなっています。
呼吸回数を意識すればするほど息ごらえ状態となり、ますます苦しくなります。方法は吐く空気を意識的に長くしてください。すう~・・はああああああああああぐらいに。
痺れしかなくてもそちらに気をとられるので結果消失しやすくなります。理論的には自律神経のひとつ副交感神経(鎮静の神経)を立ち上げることも良いので、可能なら落ち着く音楽を聴くとかホットココアやホットミルクなども有効です。くどいようですがどこも悪くないと言うことを覚えておいてください。
ちなみにスポーツなどの後に起こるものを過呼吸症候群。不安、緊張などのストレスで起こる物を過換気症候群といいます。
お礼
ありがとうございます 過呼吸症候群と過換気症候群が違うものだとは知りませんでした 私の場合、過換気ですね。 呼吸は普通だけど、その症状の一種ということなのですね 酸素濃度は自分でははかれないので ココアなどを飲んでみたいと思います。 ストレスというのは知らない間にたまっているので怖いですね・・・。 詳しい説明たすかります。