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ITFコードとSCMラベルの違い
流通、バーコードのお話しで、ITFコード、SCMラベル等の用語が出てきました。 この2つの違いがよくわかりません。御教授下さいますよう、御願い申し上げます。
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簡単に言います。 ITFはモノそのものです。 350mlのビール缶にITFコードが発行されます。まあ従来からのバーコードと同じようなものです。 500mlのビール缶にも別のITFコードが発行されます。 ビアサーバというポンプ装置にもITFコードがつきます。もし単体で商品として売るのであれば。 しかし、これは単体の商品として売らないのであればITFコードはつけません。 ITFコードは、商品在庫というものと直結しています。3つITFコードがあり、それらそれぞれが在庫管理されます。 ここでもSCMと言う話はありますが、その話はあとでしましょう。 さて、350ml缶6本、500ml缶4本、それにビアサーバをつけて一つの箱にして売るとします。 これに貼るのはSCMラベルです。 流通する単位です。 このハコで並べ、ハコとして売るのです。 ビアサーバは単体として売るのではないけどこのハコの中の部品です。 もちろんこのハコがいま店にいくつ用意しているかという、在庫的な扱いをする場合もあるでしょう。 だけど、欠品したらSCMコードで発注なんか書けません。 ITFコードで管理している在庫のものを組み立てて箱を増産するだけです。 在庫の増減なんかひとつもありません。だけどSCMは増えるのです。 シーズンが終わってこの単位で売れなくなったらどうしますか。 ハコをそのままにしてならべ「処分セール」で安く売るのもありです。 そんなことはしないで、ハコをばらして、一本一本の350mlや500mlのものとして並べることもできます。 さて、この場合SCMがなくなったかというとそういうことはなく、各一本一本の缶にSCMラベルが付く考えです。 流通単位が缶一本ならその単位で把握しますから。 つまり、SCMは、実際に売る商品の単位で把握するためのコードです。 ITFは、ものとしてそれを管理するためのコードです。
お礼
御回答ありがとうございます。とてもわかりやすい御説明で理解出来ました。ありがとうございました。