食道がん原発で頸部に転移ならば、既にステージ3を超えています。
また、食道がんに対して免疫療法はほぼ効果が無いというのは嘘ですが、きちんとしたエビデンス(根拠)も出ていません。症例報告で化学療法(抗がん剤)と免疫療法を併用した患者において明らかな効果が出たという報告はありますが、免疫療法単体というのは絶対にオススメしません。
副作用が辛そうというのはご本人の感想ではなく、周囲のご意見ですよね?
本人がどうしたいのかをしっかり考え、余計な不安を与えるようなことは厳に謹んでいただきたいと消化器専門の人間としては申し上げたい。
がん治療において何よりも大切なのは主治医と患者、あるいは医療チームと患者の信頼関係です。治療に懐疑的な状態で治療を行えば様々な部分で診断にミスが生じやすく適切な治療ができなくなる可能性が高いです。そうなるとお困りになるのは我々ではなく患者さん側なのです。温熱、免疫療法について詳しい内容をお聞きになりたいのであれば現在の担当医と相談する日程を組んでもらい本人不在でも構いませんから、いろいろ説明を受けたほうが良いでしょう。
ご家族が治療に懐疑的であったり、闘病の辛そうな姿を見たくないという気持ちから横槍を入れると治療の奏功率は感覚的には落ちます。その点に十分留意してください
一番つらいのは治療を受けている患者さんです。
補足
回答ありがとうございます。ご指摘いただいたとおり、ステージはIVbで化学療法しか治療法の選択はできないといわれました。すでにステントも留置しています。2クールの治療が済んだところで、肺転移も腹部リンパ節の転移も原発の食道ガンも縮小が認められました。このまま治療が続きガンの縮小が続いても、ステントを入れたら放射線も手術も絶対に不可能なのでしょうか?