原子量にはなぜ単位を付けないのか?
少しレベルの高い質問です。
原子量では相対質量という考え方を採っています。すなわち、
(原子量)=(その原子1個の質量)/(質量数12のC原子1個の質量)
ただし、ここでは議論を簡単にするため、同位体の存在についての扱いは無視して議論します。
そして原子量は質量の比であるから、単位は無しである、としています。
しかし、そのような言い方をすれば、例えば、「身長が1.7mである」、ということでも、これはその身長が1mの1.7倍である、という意味ですから、1.7は身長と1m原器(これはもう無くなりましたが、議論をわかりやすくするために復活させました)との比である、とも言える訳です。物を測定して得られる数値は、すべて単位になる量との比である、訳ですから、相対値であるとも言えます。 しかし、その比の値に単位を付けて表しています。単位が付いていると、その数がどんな量を表しているのかが分かるので大変便利です。
私の疑問は、なぜ原子量や分子量だけを特別扱いして、単位を付けないのか、という点です。原子量などは、明らかに質量なのですから、それ相当の単位をつけるべきである、と私は考えます。以前には、「原子質量単位」という名の単位を付けていたこともあったように思います。
なぜ、そのようにしないのかについて、納得できる説明があれば、よろしくお願いします。
お礼
ご回答ありがとうございます。 計量印字記録に関する事でした。 言葉足らずで申し訳ありません。