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望郷
難民やユダヤ人の方々の祖国に対する思いが強いのは何か文化的背景があるのでしょうか? アニメや映画などにも、主人公が故郷を追われ、復讐を誓う、というものがあります。 私自身はそんなに家や国に対してあまり執着心が無いのでよく分からないのですが、人間の故郷に対する思い、というものはそんなに強いものなのでしょうか。
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pomum さん、こんにちは。 ユダヤ人が祖国に対する思いが強いのは国が滅ぼされたからです。その後ヨーロッパ各国に散らばり、他のヨーロッパ人から差別やいじめを受け、とうとうヒトラーにホローコーストという人種浄化寸前のところまで行きました。帰るところ、そしてこんなひどいことを非難できないからだという考えがありました。これは国家というものを持たないからだという考えから、昔のユダヤ王国があったところにイスラエルを建国したのは第2次世界大戦が終わってからです。その後アラブ人と争っていますが、絶対あそこから動こうとしませんね。それはイスラエルにとってまたもやの滅亡を意味しているからです。
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- ithi
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pomum さん、こんばんは。 とんちんかんでしたらすみません! 国を滅ぼされる、という点では、ユダヤ人とは違うかもしれませんが、アメリカの先住民の方々なども、迫害されていた時はユダヤ人の様な感情があったのでしょうか? ネィティブアメリカンはもっと狡猾で巧妙な手を使ったそうです。 ある二つの部族をお酒と武器でたらしこんで双方殺し合いを始めさせ、数が少なくなった時点で双方の土地から追い出すという作戦です。ウィンチェスターというライフルメーカーは相当大もうけをしたそうです。最も、ネィティブアメリカンは国家というものを持っていませんでした。近いのは2度の祖国の消失にあいながら、見事に復活したポーランドでしょうか?音楽家のショパンなんかこんなことを考えながら聞くと感じが違うようになります。
お礼
そんな歴史があったんですか…!!面白いですね! ありがとうございます!
- eroero4649
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難民の祖国に対する思いは、爺ちゃん婆ちゃんが病院ではなく自宅で死にたいと思っていたり、災害で被災した人たちが今は避難していてもかつて自宅があった場所に戻りたいと思っているのと同じだと思います。質問者さんも震災で自宅を津波に流されて、別の場所に避難していても故郷に帰りたいという人の気持ちもわからんではないでしょう?新しい住まいの場所はその人にとってはアウェーの地ではありますからね。 ただユダヤ人に関しては、ちょっとそれだけでは説明がつかないところではありますね。彼らは何千年もの間、自分たちの「約束の地」に対する異常な執着を決して捨てることはありませんでした。他の民族って、だいたいそこで同化するんですよ。だってイスラエルっていっちゃ悪いけど砂漠じゃないですか。死海なんて文字通りに死の湖もあって、砂漠にあるわずかなオアシスに張り付いて生きてるようなものです。別の場所に行けばもっと豊かな場所もあるわけで、移り住んでその代ならまだしも、三代も続けばその人にとってはその場所が「生まれ育った故郷」になるじゃないですか。だけどあの人たちだけは異常にイスラエルの場所に執着するんですよね。 そもそもイエス・キリストが生まれた頃のイスラエルはローマ帝国の属領になっていたのですが、ローマ帝国というのは異民族の文化にものすごく寛容で、ユダヤ人が彼らの神殿で彼らの神様を祀っているのも「どうぞご自由に」だったのです。別に神殿を破壊したとか弾圧したとかは特にしていないのです。ところが、ユダヤ人はイスラエルの地に異邦人がいることそのものが我慢ならない。だから当時も「ゼロテ(熱心党)」と呼ばれる人たちがローマ軍人を襲うといったようなテロ活動をしていたのです。イエスは大衆によって十字架に磔にされるのですが、その理由が「ユダヤ人を率いて反ローマの反乱を起こそうとしなかったから」なのです。イエスの死後半世紀くらい経ってからユダヤ人は反ローマの反乱を起こして、それでとうとうローマ帝国も「お前らこっちが甘い顔をしていたら調子に乗りやがって、もう許さねえ」と激おこして神殿を徹底的に破壊してユダヤ人を彼の地から追放したのです。 ユダヤ人がかくも執着する理由は私にもよくわかりません。
お礼
おじいちゃんおばあちゃんと同じようなもの、という説明は分かりやすかったです!ありがとうございます!!
No.3です。ユダヤ人について 私たちが理解することはできないと 思うのです。じゃあ回答するなと 思うかも知れませんが、 紀元前からのことです。資料や歴史だけでは 知ることがむずかしいと思いました。 テルアビブに最初にいたのはユダヤ人だと 聞いたことがありますが、 それも大昔で同じイスラエル人同士でも 人によって意見が分かれます。 >祖国に対する思いが強いのは何か文化的背景があるのでしょう あると思います。それは自分より 迫害され辛い思いをした同じ民族への 気持ちもあると思いますよ。 スピルバーグ監督が「シンドラーのリスト」 を監督したのは同じユダヤ系としての 思いがあったのでしょうか。
お礼
やはり、文化的背景も関係するんですね!ありがとうございます!
日本に生まれて理由はないけど 日本に住んでてここが好き。 家族や友達が好き。自然な気持ちです。 私の知り合いは大学生のときに東京に 来ましたが、毎年のように故郷に 帰ります。なにも言わないけど 故郷への気持ちが伝わってくるんです。 >人間の故郷に対する思い、というものはそんなに強いものなのでしょうか。 無理に考える必要はないと思いますよ。 勝手に他人のアイデンティティを語ることは できません。 相手の家庭環境を指摘するようなものです。 間違った判断は危険で極めて独善的です。 理由は分かりませんが、むかし 話題になったカルト教団を思い出すんです。 悪いほうにひっぱられ、 判断能力を失った人間の恐さです。 >私自身はそんなに家や国に対してあまり執着心が無いのでよく分からないのですが、 それでいいと思います。 私も意識したことはありません。 >何か文化的背景があるのでしょうか? なんでだろう?でいいんです。 それが普通です。
お礼
そのような考え方もあるんですね!ありがとうございます!!
- pate_brisee
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文化と言いますか宗教でしょうか。 イスラム教とユダヤ教が根底にあるのでしょう。 両宗教とも、帰属意識が高く、祖国に対する忠誠心が強いですね。 イスラム教は復讐というものを激しく教えていますし また、難民もユダヤ人も、虐げられている感ですとか 不条理や不公平に苦しむ気持ち、が激しくなり そのために望郷の念が余計強まる、のは当然かなとも思います。 日本では、あまり民族や国家に忠誠を誓うといった 育ち方をしませんね。まったく違う話ですが たとえばアメリカの映画やドラマを見ると 国に対する忠誠心のようなものは、小さいころから 植えつけられるのだろうなと、日本との違いを感じます。 また違う話かもしれませんが、 じゃあ日本人に強い望郷の念や故郷の誇りがまったくないかというと そうでもないと思います。会津出身の人が、薩長同盟出身者を 快く思わない、などいまだに身近に見ますので、、、 もう一つ、前の職場で、京都出身者がいたのですが 天皇は東京に貸してあげているとか、 さきの大戦というと応仁の乱を指すとか、当たり前のように述べていました。
お礼
なるほど、大変為になりました!!ありがとうございます!!
- hekiyu
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人間は独りでは非力です。 だから団体を造り、少しでも安全に楽に生きよう とするのです。 その最たるモノが国家です。 日本人にとって日本国の存在はあまりにも 当然で、空気みたいなものなので その有り難さが実感できないのです。 難民はその国家を追い出され、逃げて来た人間です。 国家の有り難さが身にしみて実感しているでしょう。 ユダヤ人は、祖国無き民、と言われてきました。 イスラエルが建国されるまで、祖国を持たなかったのです。 だから世界中で迫害されてきました。 ナチスやロシアの迫害はあまりにも有名です。 今、問題になっているのはクルド人ですね。 イラクのフセインに虐殺されたりして、 国家を作ろうとやっきになって戦闘しています。
お礼
なるほど!ありがとうございます!
お礼
ありがとうございます!!
補足
とんちんかんでしたらすみません! 国を滅ぼされる、という点では、ユダヤ人とは違うかもしれませんが、アメリカの先住民の方々なども、迫害されていた時はユダヤ人の様な感情があったのでしょうか?